『もうねんね』 文 松谷みよ子 絵 瀬川康男 出版社 童心社 発行日 1968年1月15日 価格 ¥700+税 1匹のいぬが、もう眠たくてたまらないといった様子で、「おやすみなさい」を言いました。 「ワン」と鳴くと、犬はぺたんと寝そべって、ひとりでねんねしました。 次はねこがやってきて、やっぱり「おやすみなさい」を言いました。「ニャーン」と鳴いてまるくなると、ねこもねんねしました。 めんどりとひよこも、女の子のモモちゃんも、それから毛布に、お人形さんも。みんな目をつぶって、とろとろねんね。 みんな、ねんね。おやすみなさい。 * * * * * * * 『いないいないばあ』や『いいおかお』と並んで、松谷みよ子さんと瀬川康男さんのお二人が手掛ける絵本です。動物や子どものパッチリおめめがかわいい上記の2冊とは違い、この『もうねんね』は、はじめから最後まで、みんな目をつぶったままです。やってくるなり、もうどうしようもなく眠たそうで、次のページではすっかり気持ちよさそうに眠っているから、見ているだけでなんだかこちらまで眠たくなってきます。 絵も言葉もとてもやわらかで、おだやかで。この絵を見ながら、言葉を声に出して読むと、優しい気持ちにすっぽり包まれるような気分になります。