レオ・レオ-二 希望の絵本をつくる人

『レオ・レオ-二 希望の絵本をつくる人』

著 松岡希代子
出版社 美術出版社
発行日 2013715
価格 ¥1,800+税

pieni silta

2013年、渋谷Bunkamuraのザ・ミュージアムで開催された展示会に合わせて出版された、レオ・レオ二の絵本や創作作品をはじめ、彼の人生について解説する1冊です。著者は、1996年にレオ・レオ二の大規模な展示を開催され、板橋区立美術館副館長の松岡希代子さん。レオ・レオ二がなくなる前の3年間交流を続けられたという松岡さんが、彼の生前の姿やその作品の魅力についてあたたかい視点で綴られています。

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昨日、愛知県の刈谷市美術館にて開催されている、レオ・レオ二の「絵本のしごと」展に行ってきました。レオ・レオ二の作品を見るのは、実は今回で2回目。2010年に京都の美術館「えき」にて開催された「世界の絵本作家展Ⅲ 絵本の世界へ旅しよう」以来でした。と言っても、その展示はさまざまな作家さんの作品が集まったもので(もちろんそれはそれは贅沢で、素晴らしかったのですが!)、今回はレオ・レオ二の作品だけ、それも大好きな『ひとあしひとあし』や『はまべにはいしがいっぱい』、『コーネリアス』などを含めた充実した展示でしたので、本当にわくわくしながら楽しませていただきました。

・・・と、私の日記のようになってしまいましたが、本書はそんなレオ・レオ二の魅力が詰まっていて、彼のことをいっそう好きになるような内容です。もちろん展示を見ていない方にもお楽しみいただける、ファンブックのような1冊になっています。