ねこのオーランドー

『ねこのオーランドー』

作 キャスリーン・へイル
訳 脇明子
出版社 福音館書店
発行日 1982年7月15日
※原書『ORLANDO THE MARMALADE CAT-A Camping Holiday』1959年発行
価格 ¥1,800+税

pieni silta


猫のオーランドーはご主人からお休みをもらい、奥さんのグレイスと3匹の小さな子猫たちと、一家揃ってキャンプに行くことになりました。テントを張ってお茶を飲んだり、雨が降ったらあやとりをして遊んだり、虹が出たら子猫たちは虹を追いかけて走ったり・・・。夜にはグレイスが子守唄を歌ってくれました。

家族の、あたたくて楽しいひとときを描いたお話です。


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キャンプに来て、それぞれが楽しんだり嬉しく思ったりする気持ちが、大きな絵本からあふれてきます。子どもたちは、お父さんから魚の取り方を教えてもらったり、お母さんにおいしいサンドイッチを作ってもらったり・・・日常から離れたキャンプでの毎日は、新しいことばかりできらきらとしています。
同じくオーランドーを主人公にしたシリーズは、この他に『ねこのオーランドー農場をかう』、『ねこのオーランドー海へいく』(とにも童話館出版刊)があります。
本日ご紹介した『ねこのオーランドー』は、しばらく品切れ状態にありましたが、福音館書店創立60周年記念として限定復刊されました。
キャンプ地周辺の、ちょっとした地図が描かれているのもおもしろいところです。

【追記 2018/9/14】
このブログを書いた少しあと、しばらく品切れ状態が続きましたが、2018年9月10日に再び復刊されました。価格が変更されています。(1,900円+税)


比べるとこれくらい!大きいです。