2015/01/29

ゆきのうえゆきのした

『ゆきのうえゆきのした』

文 ケイト・メスナー
絵 クリストファー・サイラス・ニール
訳 小梨直
装丁 木村愛
出版社 福音館書店
発行日 2013年10月5日
価格 ¥1,400+税
※原書『OVER AND UNDER THE SNOW』2011年発行(アメリカ)



女の子とお父さんが、スキーをしていると、
雪の上に、アカリスのしっぽがちらりと見えました。
するとすぐに、そのしっぽは雪の下へと消えてしまいました。

お父さんは、女の子に教えてくれました。

雪の下には別の世界があること、
森の小さな生きものたちはそこに隠れて、
寒さや危険から身を守っているのだということを  

雪の下に広がるひみつの世界。あなたも覗いてみませんか?

* * * * * * *

“ニューヨークの北にあるシャンプレーン湖畔に暮らし、趣味は、凍った湖の上でのスケートや暖炉のそばでの読書、森へクロスカントリースキーに出掛けることなど”だという、ケイト・メスナーさん。(本書の作者紹介より)

この本を開くと、私たちがこの目で見ている世界なんてほんの一場面で、本当は、目に見えないところに、広い世界が広がっているのだと気付かされます。

雪の上と、雪の下。
その構図を巧みに描いているのは、クリストファー・サイラス・ニールさん。
彼の描く美しい冬景色には、うっとりしてしまいます。アカリス、トガリネズミ、カンジキウサギ・・・登場する生きものたちの、愛らしいことといったら!寝ているシマリスやウシガエルの表情も、本当にかわいいです。

文末には、本に出てくる生きものたちの特徴が、簡単に紹介されています。
こういうところも、すごくうれしい。

今年の3月には、同じ作家さんのコンビで、『Up in the Garden and Down in the Dirt』という本が出版予定だそうです。日本でも出版されたら、またご紹介しますね。(出版されますように・・・!)