子どもと読みたい絵本200

『子どもと読みたい絵本200』

出版社 洋泉社
発行年月日 2015年5月13日
価格 ¥1,200+税


本誌では、
お母さんやお父さん、子どもに関わる大人たちに向けて、
200冊の絵本が紹介されています。

絵本を選んだのは、
子育て中のお母さんとお父さん100人、
それから、絵本を扱う書店員や専門家など。

お母さんやお父さんが
年齢別に選んだ絵本が紹介されていたり、
書店員がテーマ別に選んだ
おすすめの絵本が紹介されていたりと、
たくさんの人の声が聞こえてくる1冊です。

巻末には、絵本を扱う書店の一覧が掲載されています。

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絵本のガイドブックはたくさんあるけれど、今日ご紹介したこの本は、特に、お母さんやお父さんの、生の声が詰まった1冊です。たくさんの吹き出しには、実際に子どもたちに読んでみて、子どもたちがどんな反応をしたか、どういうところが好きだったか、絵本の内容はもとより、お母さんやお父さんたちの声であふれています。(参考になるよう年齢別に紹介されていますが、もちろんその年齢に限らず楽しめる本ばかりです。)

個人的には、「絵本書店員が選ぶ テーマ別おすすめ絵本50」の記事が、1番おもしろかったです。どんな書店員さんがどんな絵本をご紹介されているのか、そういうところには、やっぱりすごく興味があるし、勉強になります。
ちなみに絵本のテーマは、「のりもの」、「たべもの」、「ナンセンス」など10のテーマがありました。

私も僭越ながら何冊か選ばせていただいたのですが、とあるテーマでは同じ絵本を選んでいる書店員さんがいらっしゃって、なんだかうれしかったです。

巻末の記事、「子どもと行きたい全国の絵本書店」では、空犬通信でおなじみの空犬さんが、当店の紹介文を書いてくださっています。お話ししたのは『本屋図鑑』(夏葉社刊)の刊行イベントぶりでしたが、やっぱりおだやかで、すてきな方なのでした。

ご紹介くださった空犬さんをはじめ、編集を担当された童夢のご担当者さま、そして洋泉社のみなさま、ありがとうございました。

それにしても・・・
この表紙の写真、表情がすごくいいですよね。とくに女の子なんて、楽しくてしかたないといった感じ。本当にかわいいなあ。こんなふうに、めいっぱい絵本を楽しんだり、心をたくさん動かせるような、そんな絵本をこれからも子どもたちに届けていけたらいいなと思います。

本誌は当店にも入荷しております。よければお手に取ってご覧いただけたらうれしいです。