2015/09/15

ぐりとぐらとすみれちゃん

『ぐりとぐらとすみれちゃん』

作 中川李枝子
絵 山脇百合子
出版社 福音館書店
発行年月日 2003年10月15日
※月刊「こどものとも」2000年4月1日発行
価格 ¥800円+税


野ねずみのぐりとぐらは、
畑で、にんじんやいんげんを育てていました。

ある日のこと、
今度はかぼちゃを作ろうと思い立ち、
その種類や、作り方や、料理の仕方を調べていました。

すると、そんなぐりとぐらのもとに、
すみれちゃんという女の子が訪ねてきました。

「はい おみやげ」
そう言ってすみれちゃんのリュックから出てきたのは、
りっぱな、かぼちゃでした。

ところが、大きくて固いかぼちゃ。
ぐりとぐらがいくらがんばっても、
かぼちゃを切ることはできなくて・・・。

* * * * * * *

「ぐりとぐら」のシリーズで、はじめて人間の子どもが登場する、『ぐりとぐらとすみれちゃん』。実はこのすみれちゃんには、モデルになった女の子がいます。
詳しいエピソードは、『ぼくらのなまえはぐりとぐら』(ぐりとぐらについてのQ&Aや、制作の裏話などがまとめられたもの)にも収録されているので、気になる方はよければご覧になってみてください。

さて、絵本の中の“すみれちゃん”は、表紙の文字とおなじ、白地に青いチェックの入ったワンピースを着ています。髪は短くて、うすピンクの小さなリボンを頭につけています。
よく1人で持ってきたね、と言いたくなるくらい大きなかぼちゃを、すみれちゃんは、驚きの方法で割ってみせてくれます。そういう、子どもらしいたくましさが、とてもかわいいです。

それにしても、動物たちが集まっての、かぼちゃパーティー(これはわたしが勝手に呼んでいるだけ)は、本当にたのしそう。かぼちゃのぺちゃぺちゃに、かぼちゃプリンに、かぼちゃドーナツ・・・。どれもすごくおいしそうです。