母の友 2015年11月号

『母の友 2015年11月号』

出版社 福音館書店
発行年 2015年11月1日
価格 ¥505+税


今月号のひとつ目の特集は、“母だって本が読みたい”。

子どもに絵本を読むことの楽しさや大切さは、この『母の友』をはじめ、さまざまなところで語られているけれど、一方で、お母さん自身が自分のために本を読むことについて語られることは、そう多くはありません。

今回の特集では、子育て中の読書について、いろいろな分野で活躍されている“お母さん”たちが、「自分が子育て中に読んでよかった本」、「今、子育て中のお母さんに薦めたい本」をピックアップ。その他、いくつかの本屋さんや、読者の方々からも、おすすめの本へのコメントが寄せられています。
作家・窪美澄さんによる、「子育て中の読書」についてのインタビューも。

また、今月号には、「こどもに聞かせる一日一話」と題して、読者からの公募作品や、プロの作家さんの書き下ろし作品で構成された、30のおはなしが収録されています。

どれも5分程度で読める、短いおはなしです。
ここですべてはご紹介できませんが、個人的に、特にいいなあと思ったのは、日野十成さんの『まいご』と嘉山幸子さんの『えりちゃんのおべんとう』。『まいご』は、まるで情景が目に浮かぶような臨場感のあるおはなしでしたし、『えりちゃんのおべんとう』は、胸がぽっとあたたかくなるような、かわいらしいおはなしでした。
その他のおはなしも、それぞれに魅力があります。ぜひ、あなたのお気に入りのおはなしを見つけてみてくださいね。

どのおはなしにもすてきな挿絵が添えられているので、絵を見るだけでも、とてもたのしいです。

来月号は、“これからの平和のためにわたしたちにできること”という特集が組まれます。また追ってご紹介いたします。