マドレーヌのメルシーブック いつもおぎょうぎよくいるために

『マドレーヌのメルシーブック
いつもおぎょうぎよくいるために』

原案 ルドウィッヒ・ベーメルマンス
作 ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ
訳 江國香織
出版社 BL出版
発行年月日 2005年5月1日
価格 ¥1,200+税


この本では、
“いつもおぎょうぎよくいるために”どうすればいいか、
おなじみのマドレーヌちゃんが例をあげながら教えてくれます。

“おぼえておいて ほしいのは、それらは ぜんぶ
やさしいこころが もたらしてくれる ということ。”

「こんにちは」
「おねがいします と ありがとう」
「やさしさ と しりょぶかさ」
「ごめんなさい」
「おやすみなさい」
ぜんぶで5つの章に分けて、
マドレーヌちゃんは、教えてくれます。

“ありがとう”っていうことは
かんたんで たいせつで すてきなこと
でも、それを てがみに かければ
もっとすてき。
なぜって ふうとうに はいって とどく そのことばは
うけとったひとの きもちを いちにちじゅう あかるくするのです。
そうですとも。

「おねがいします と ありがとう」の章に書かれている言葉です。

“うけとったひとの きもちを いちにちじゅう あかるくする”・・・本当に、そうだなあと思います。お行儀の本だけれど、だからと言って、恩着せがましくなくて。こんなときどうするか、ということよりも、なぜそうするかということが、きちんと書かれています。
なにより“やさしいこころ”が大切なのだと、この本は教えてくれます。