あのね、サンタの国ではね・・・

『あのね、サンタの国ではね・・・』

原案 松本智年、一色恭子
文 嘉納純子
絵 黒井健
出版社 偕成社
発行年 1990年12月
価格 ¥1,200+税


北の果ての美しい森の中に、大勢のサンタが、なかよく暮らしていました。

1月には、サンタたちが集まって、新年のごあいさつ。2月には、子どもたちから届いたお礼の手紙を読んで、3月にはおもちゃの実がなる畑に水をやって・・・。

サンタたちは、1年を通して、クリスマスに向けた準備を進めます。

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これは、サンタの国でのおはなしです。

1月~12月まで、サンタたちは、いったい何をしているのでしょう。この本を読むと、プレゼントを用意する以外にも、クリスマスに備えて準備することがたくさんあるのだと分かります。

サンタは、12月になって突然現れる訳ではありません。
それまでも、ちゃんと子どもたちを見ていて、子どもたちのために、せっせと準備をしています。

クリスマスの時期だけに限らず、4月でも、8月でも、今ごろサンタさんはどうしてるのかな?と絵本を開いてみてください。きっと、うれしい気持ちがふくらみます。

特別な日を、たのしみに待つ時間。それは、とてもしあわせな時間です。そんなしあわせを、ずっとつないでいてくれるような1冊です。