2017/01/21

ことりのゆうびんやさん

『ことりのゆうびんやさん』

原作 ニコライ・スラトコフ
文 松谷さやか
絵 はたこうしろう
出版社 福音館書店
発行月 2009年3月15日
※月刊「ちいさなかがくのとも」2003年3月1日発行
価格 ¥800+税



木でできた古い郵便受けに、きつつきが丸い穴を開けました。

せきれいの夫婦は、そのあとにやって来て、
枯草や紙切れをくわえて来ては、郵便受けに運びました。

ある日のこと、郵便受けから「ぴい ぴい」と可愛らしい鳴き声が聞こえてきて・・・。

* * * * * * *

主人公のハクセキレイは、日本でもよく見られる尾が長い野鳥で、絵本にもあるように、背中が黒いのがオスで、灰色なのがメスだそう。(だから表紙のせきれいは、きっとオスですね!)

おはなしの作者、ニコライ・スラトコフさんは、ロシアのモスクワ生まれ。『きつねとねずみ』(福音館書店刊)や、「ビアンキ動物記」シリーズや「ビアンキのこども動物記」シリーズ(いずれも理論社刊)の作者である自然文学作家ヴィタリー・ビアンキさんの指導のもと、温かな目で自然を見つめた作品を手掛けられてきました。

この『ことりのゆうびんやさん』は、スラトコフさんの著書『北の森の十二か月(上)(下)』(福音館書店刊)に、「セキレイの手紙」として収められているおはなしを、下巻の訳者である松谷さやかさんが、日本を舞台に置きかえて絵本仕立てにしたものです。
はたこうしろうさんの絵も、とても良くて、子どもたちがセキレイの様子を家から見守る様子や、本当の郵便屋さん(つまり、せきれいのことではなくて、人間の郵便屋さん)と、この家族との温かなやりとりなどが、丁寧に描かれています。

さて、ここからは余談ですが、この絵本の舞台は、いったい日本のどこだと思いますか?
絵本をよく見ると、そのヒントが2つ隠されていますよ。(もしかしたら、もっとヒントはあるのかも)
よければ探してみてくださいね。