クリスマスのまえのよる

『クリスマスのまえのよる』

詩 クレメント・C・ムーア
絵 ロジャー・デュボアザン
訳 こみやゆう 
装丁 川名美絵子
出版社 主婦の友社
発行年月日 2011年11月20日
※原書『The Night Before Christmas』1954年発行
本体価格 ¥1,200+税


クリスマスの前の夜。
子どもたちはベッドでぐっすり眠り、
パパもママもそろそろ眠るところ。

ところが、外から聞こえてきた鈴の音。

パパの目に飛び込んできたのは、
八頭のトナカイとサンタクロースでした  

* * * * *

本書は、19世紀に誕生した詩 “The Night Before Christmas” に、
ぼくはワニのクロッカス』や『ゆくえふめいのミルクやさん』でおなじみ、
ロジャー・デュボアザンさんが絵を付けたもの。

この詩に絵を付けた絵本は数多く出版されていますが、
本書がそれらの絵本と圧倒的に違うところは、この判型です。
縦にながーい、このかたち。
絵本の帯には、「くつしたサイズの絵本」という言葉が添えられていました。
なるほど、たしかに!
そう思うと、なんだか微笑ましい。

デュボアザンらしい色彩で、
描かれるサンタクロースは愛嬌たっぷり。
見返しに描かれたクリスマス飾りにも、わくわくします。

中でも個人的にたまらないのは、
サンタクロースが煙突を下りていくシーン。
思わずふふっと笑ってしまいます。
ぜひご覧くださいね。

“The Night Before Christmas” については、
以前にもブログで簡単にご紹介しました。

よろしければ下記の絵本紹介をご覧ください。
サンタクロースとあったよる』(BL出版刊)