かこさとしさん

久しぶりに、「営業日のお知らせ」と「今日の1冊」の絵本紹介以外のブログを書きます。

2018年5月2日、絵本作家の加古里子(かこさとし)さんがお亡くなりになりました。
ささやかではありますが、今回追悼コーナーを設けました。


加古さんが残してくださった、たくさんの友だち。

例えば「いずみがもり」のからすたちは、パンやさん家族はもちろん、登場するからすたちみんなが個性豊かで、生き生きとしています。
『からすのパンやさん』のもととなった手作りの絵本ができてから、約20年もの歳月をかけ、加古さんと子ども会の子どもたちによって仕上げられ、私たちのもとへとやってきました。

また、だるまちゃんとその友だちは全国各地の伝統玩具がモチーフになっていて、「日本ならではのおもちゃでおもしろいものができないか」という加古さんの思いから生まれたといいます。

物語絵本に限らず、科学絵本にもたくさんの友だちを見つけることができるのも、加古さんの絵本のうれしいところ。

科学はいつも私たちの側にあって、身近にあふれているものだと教えてくれます。

「子どもたちには、賢く健やかに育ってほしい」
加古さんは、そうも語られていました。

加古さんの残してくださったたくさんの友だちと、今の子どもたちが、うんと仲良くなれますように◎

私はこれからも、そんな架け橋でありたいと思います。