にゅうどうぐも

『にゅうどうぐも』

作 野坂勇作
監修 根本順吉
出版社 福音館書店
発行年月日 2018年5月5日
※月刊「かがくのとも」1996年7月号
本体価格 ¥900+税


いつの間にか、山の上で行例をつくった “ わたぐも ” 。
押し合いへし合いしたり、背伸びをしたり。

次第にむくむく盛り上がったわたぐもは、
“にゅうどうぐも” になりました。

どんどん大きくなる、にゅうどうぐも。
とうとう空の天井に届き、
風が急に冷たくなると……?

* * * * * * *

ある夏の日の雲を描いた、科学絵本です。

「まさるくん」と、おにいちゃんの「まことくん」、
2人の1日に沿っておはなしは進みます。

みるみるうちに変わる、夏の空。
それはふしぎで、ちょっぴり恐ろしくもあって。

突然降り出す夕立。
バケツをひっくり返したような雨。
そうそう、夏の天気って本当にそう!と思うけれど、
ここまで雲の様子を観察したことは無かったです。

入道雲の帽子も、見てみたいな。
今年の夏は、よく雲を見てみようと思いました。

※巻末には、監修者で気象研究家の根元順吉さんの解説が収録されています。