エマおばあちゃん

『エマおばあちゃん』

文 ウェンディ・ケッセルマン
絵 バーバラ・クーニー
訳 もきかずこ
出版社 徳間書店
発行年月日 1998年7月30日
本体価格 1,300円+税



一人暮らしのエマおばあちゃん。
子どもたち家族が遊びに来てくれることもあるけれど、たいていはひとりぼっち。

そんなエマおばあちゃんをかわいそうに思った子どもたちは、おばあちゃんの72歳のお誕生日に絵を贈ります。おばあちゃんのふるさとの、小さな村の絵を。

ところがその絵を見たおばあちゃんは、心の中で、
”あたしが おぼえている むらとは まるで ちがう”と思いました。

そこである日決心します。
自分が覚えている通りのふるさとを描こうと  

* * * * *

子どもが4人いて、孫が7人、ひ孫が14人いるという、エマおばあちゃん。
それなのに、その暮らしはどこか寂しげで。

そんなエマおばあちゃんが、自分で動き、見つけた幸せ。
ささやかな変化は、次第にその生活を豊かにして、エマおばあちゃんの心を満たしていきます。

絵は、『ルピナスさん』や『にぐるまひいて』、『ちいさなもみのき』などでも親しまれている、バーバラ・クーニーさん。とても繊細なタッチで、エマおばあちゃんを通して描かれるふるさとの景色の美しさにも、うっとりとしてしまいます。

年を重ねても自分の人生は自分のもの。
のびのび、生き生きと日々を過ごすエマおばあちゃんは、とてもすてきです。