『パンやのくまさん』 作 フィービとセルビ・ウォージントン 訳 まさきるりこ 出版社 福音館書店 発行日 1987年5月30日 価格 ¥900+税 パン屋のくまさんは、早起きです。かまどが熱くなるのを待ちながら朝一番のお茶を飲むと、パン生地作りを始めます。 それからパイやケーキも作って、全部ほかほかに焼きあがると、半分を店に並べ、半分は車に積んで、外へ売りに出掛けました。 店に返ると、今度はお店番です。パンが全部売れると店を閉めて、晩御飯を食べて、それからお金を数えて・・・。 パン屋のくまさんの、ある1日を描いたお話です。 * * * * * * * 以前にご紹介した『 うえきやのくまさん 』と同じ、働く「くまさん」を描いたシリーズの1冊です。 くまさんの作るパンやケーキはとってもおいしそうだし、ショーウインドウのついた店の佇まいや、販売用の黄色いワンボックスカーは、とっても魅力的です。 ところで良く見ると、店内には掲示板があって「ダンス・パーティー」のお知らせや、「自転車ゆずります」の掲示が貼ってあることに気が付きます。 本文中にも「きんじょのひとたち」は「くまさんのみせに くるのが だいすきです。」と書かれていますし、このパン屋さんが、この町に根付いていて、とても愛されていることがよく分かります。 1日の流れを描いたシンプルなストーリーですが、とても味わい深い1冊です。