だれかさんのかばん

『だれかさんのかばん』

作 森山京
絵 高橋和枝
出版社 ポプラ社
発行月 2012年10月
価格 ¥900+税


タイトルにもなっている「だれかさんのかばん」をはじめ、「いいにおい」、「青まめひとつぶ」、「空いろ水いろ」、「足音」の、5つの小さなおはなしが収録された短編集です。

登場するのは、キツネの子やブタの子、ネズミの子に、リスの子・・・といったかわいい動物の子どもたち。それから、ちょっとおちゃめなお母さんや、子どもたちを見守るシカのおじいさん・・・。

どれも、こころがポッとあたたまるおはなしです。

※漢字表記がありますが、すべての漢字にルビがふってあります。

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作者は、『きいろいばけつ』や『つりばしゆらゆら』の、森山京さん。ああ、だから、と思うあたたかさ。
そして絵は、『りすでんわ』や『あめのひのくまちゃん』の、高橋和枝さん。やわらかなタッチで描かれる動物の子どもたちは、このおはなしの雰囲気にぴったりです。

なんて素敵なコンビなんだろう!と思ったら、なんと2004年に(つまりこの本より前に)同じコンビで『くまちゃん、どこいくの』(ポプラ社刊)という絵本が出ていました。(たった今、気が付きました。)
見逃してたなぁ・・・。これは、すぐにでも読みたいです。

ちなみにこの『だれかさんのかばん』は、当店のお客さまが「すごく好きな本があって・・・」と教えてくださったもの。お恥ずかしいことにまだまだ勉強不足な私ですが、こうして素敵な作品に出会えることは、本当にしあわせです。

みなさんのとっておき、子どもたちのとっておきの1冊はなんですか?