母の友 2015年10月号

『母の友 2015年10月号』

出版社 福音館書店
発行年 2015年10月1日
価格 ¥505+税


今月号のひとつ目の特集は、“勉強”ってなんだろう?

いわゆる早期教育について、小さな子を持つお母さんやお父さんはどう思っているのか、悩める親御さんたちの座談会から、特集ははじまります。

早期教育がいいだとか、悪いだとか、もしもそういった結論をここに求めるなら、それはすこし違っています。でも、それぞれの家庭での考え方や、大切にしたいことを見直すきっかけになるような、そんなヒントを見つけることができるかもしれません。

小児科医・榊原洋一さんのおはなしの中で、親御さんから「英語は何歳からやらせた方がいいですか」と聞かれると、榊原さんはこう話す・・・というおはなしがあったのですが、その回答がとても明確で、なるほど!と思いました。



ふたつ目の特集は、たくさんの「たくさんのふしぎ」。創刊30周年を迎えた、月刊「たくさんのふしぎ」にまつわる特集です。

当店のお客さまは、小さなお子さまをお連れの方が多いので、もしかするとご存知のない方もいらっしゃるかもしれませんが、「たくさんのふしぎ」は、福音館書店さんから出ている月刊誌(「こどものとも」や「かがくのとも」などのシリーズ)のひとつで、対象は10歳前後~の子どもたちです。

特集では、「たくさんのふしぎ」について、“ふしぎの答えを教えるのが目的ではなく、ふしぎにわくわくする気持ちを届けたかった”と綴られていました。

それを読んで、なんだかうれしくなりました。わたしも、子どもたちのそんなわくわくを、そんな気持ちがが芽生えるきっかけを、大切にできる大人でいたいと思います。

谷川俊太郎さんの、“好奇心”についてのおはなしもおもしろかったです。



特集以外にも気になる記事がたくさんありましたが、「読んであげるお話のページ」の『ぼうし』(林原玉枝文/浅生ハルミン絵)のおはなしが、個人的にはすごく好きな感じでした!(絵本になったらうれしいなあ・・・)

来月号の特集は「母だって本が読みたい」、そして、毎年おなじみの「子どもに聞かせる1日1話」が収録されます。この号は、みなさん保存版としてお求めいただくことが多くて、とくに人気のある号です。どうぞおたのしみに。