2015/10/06

からだのみなさん

『からだのみなさん』

作 五味太郎
出版社 福音館書店
発行年月日 2005年4月15日
※月刊「かがくのとも」2002 年9月1日発行
価格 ¥900+税


男の子がぼんやり歩いていると、
(おや?これなんだ!?)
と、男の子の指が、ポケットの中で言いました。
(あっ これ このまえもらったアメだ!)
男の子の頭は、思い出してそう言い、
(ずいぶん よごれてる… ほこりなんかも ついてるし…)
と、目が調べて言いました。

指や、頭や、口や、足が、各々に言います。
気づいたこと、思ったこと、考えていること・・・。

からだがしゃべったら、きっとこんな感じ。
味わい深い手書き文字で描かれた1冊です。

* * * * * * * 

この絵本は、先日、ある保育士さんに教えていただきました。
初めて読んで、とてもおもしろくて。これはみなさんにもご紹介したいなと、さっそく注文しました。

今わたしは、パソコンに向かって、このブログを書いています。

目が、(ちょっとかゆいなあ)と言って、喉が、(お茶でも飲みたいよー)と言って、指が、(疲れたよー!まだー?)と言っています。
わたしの頭は(待ってよー、まだ途中だよ)と言っているのに、今度は足元が、(最近、すこし冷えてきたね)と言って、耳が(風が強くなってきた!)と言っています。

書きだしてみると、次々に言葉となって現れてきます。こんなふうに、頭とからだは、いつもちぐはぐなことを言っていますよね。
でもそれが、ときどき、いっしょになることもあって。

この絵本でも、一度だけそんなタイミングが描かれています。

そんなことを考えている間にも、喉は(もう終わる?早くお茶飲みたいなあ)なんて言っています。

そこで指が、(はいはーい、もうすぐね)と、言いました。