あいうえおはよう
『あいうえおはよう』
作・絵 西巻茅子
作・絵 西巻茅子
出版社 こぐま社
“あいうえおはよう
かきくけこぶた
さしすせそろって
たちつてとんだ ”
3匹のこぶたがおはようと目を覚まして、外へ出掛けます。ところがどろんこに飛び落ちて、3匹はどろだらけ。それを見たのねずみは笑って、もぐらを呼んできて・・・。
「あいうえお」から始まり「わをん」まで、言葉の楽しいリズムとともに、おはなしは進みます。
『ぼくたち1ばんすきなもの』と同じ刺繍の絵本で、1針1針丁寧に縫われたその絵は、とてもあたたかく、かわいらしいです。
中でも私が1番好きなのは、ら行のところ。
“らららん りりりん るる れれ ろん”
そんな愉快なリズムで、こぶたとのねずみともぐらがいっしょになって踊ります。
らららん、りりりん、るる、れれ、ろん。らららん、りりりん、るる、れれ、ろん。
思い通りにいかないことや、イライラしてしまうことがあっても、この言葉を子どもと口ずさめば、なんだか楽しい気分になってしまいそう。
最後のオチにも、笑ってしまいました。