こいぬのくんくん

『こいぬのくんくん』

文/絵 ディック・ブルーナ
訳 まつおかきょうこ
出版社 福音館書店
発行年月日 1972年7月1日
本体価格 ¥700+税


小さな子犬のくんくんは、
においを嗅ぐのがとてもじょうず。

ある朝、迷子探しのため駆け出したくんくんは、
動物たちに聞いて回ります。

ところが、誰も知らないと言って・・・?

* * * * *

「うさこちゃん」シリーズでおなじみ、
ディック・ブルーナさんの絵本です。

娘がいなくなって泣いている女の人を見て、
「それは たいへん。でも、だいじょうぶ。」と、
やさしく声を掛けるくんくん。

やっぱりここで役に立ったのは、
くんくんの立派な鼻でした。

ところが、あんまり走ったくんくんは、
くたびれて、女の子の側で眠ってしまうのです。

頼もしいくんくんだけれど、
やっぱりまだ子犬で、その様子がとてもかわいいです。

続編に、『くんくんとかじ』、『くんくんにこいぬがうまれたよ』があります。
そう、くんくんは女の子だったんですね。