2014/09/30

もりのパンやさん

『もりのパンやさん』

文 松谷みよ子
絵 ひらやまえいぞう
出版社 童心社
発行日 2004年10月20日
価格 ¥800+税


森の中に、1軒のパン屋さんがありました。
ある晩、きつねがパン屋のおじさんのもとへ訪ねてきて、「ぼくにも パンを つくらせて」と言いました。ぼくのパンを作りたいの、って。
できあがったのは、きつねのしっぽのような、ふくふくしたフランスパン。

その次の晩はたぬきが、その次の晩はりすがやってきて、思い思いのパンを作ります。

毎晩のお客さまでくたびれたのは、パン屋のおじさん。
ぐっすり寝込んだあと、目を覚ますと・・・?

* * * * * * *

私は、平山英三さんの絵が好きです。
有名なのは、クマの親子が表紙の『ぽとんぽとんなんのおと』(神沢利子作、福音館書店刊)でしょうか。
小さなクマと女の子のやりとりが楽しい『いちごつみ』(神沢利子作、童心社刊)もそうですが、平山英三さんの描くクマは、なんともクマらしく、けれど愛嬌もあって、あたたかみもあって、本当に素晴らしい。

そんな平山英三さんが手掛ける絵本の中でも、私が1番好きなのは、月刊「こどものとも年中向き」の『こぐまとりすのさんぽ』(福音館書店刊)です。※残念ながら、現在は販売されていません。
ここに出てくるこぐまも例外ではなく魅力的なのですが、なんと言っても、りすがとにかくかわいい!

だから、この『もりのパンやさん』に出てくるりすもまた、私は大好きで。
童心社さんのホームページ「松谷みよ子あかちゃんのおいしい本」のページにその絵が掲載されているので、良かったらご覧になってみてください。ちょこんと被ったコック帽がとても素敵ですよ。

のびやかな動きや、やさしいタッチの色付けが、とても良いなあと思います。

話がすっかり本題からずれてしまいましたが、松谷みよ子さんの文章はやっぱりきれいだし、『もりのパンやさん』で作られたパンは、どれも本当においしそう。

私なら、どんなパンを作ろうかなって、つい思いをふくらませてしまいます。