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時計つくりのジョニ―

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『時計つくりのジョニー』 作 エドワード・アーディゾー二 訳 あべきみこ 出版社 こぐま社 発行日 1998年7月1日 ※原書『JOHNNY THE CLOCKMAKER』1960年発行(イギリス) 価格 ¥1,300+税 手先がとても器用な、ジョニーという小さな男の子がいました。彼は、ものをつくるのが上手で、ある日大時計を作ろうと決心しました。けれど、ジョニーのお母さんやお父さん、学校の先生まで、「つくれっこないでしょ。」とか「おばかさんね」と言って、相手にしてくれません。 それでもジョニーは、ひとりで木を切り、組み立て、作業を続けました。それを応援してくれたのは、同じ学校のスザンナと、かじやのジョーさん、ただ2人でした――。 * * * * * * * ジョニーには、とびきりお気に入りの本が3冊あって、中でも『大時計のつくりかた』という本が1番のお気に入りでした。そして、その本をいつものように広げていた時、大時計を作ろうと思い立ったのです。 本文ではその時のことを、“こんな いいことを おもいついたので、ジョニーはもう うれしくてうれしくて、階段をかけおりて、お母さんのところに とんでいきました。”とあります。挿絵には、両脇をしめて、握りこぶしを胸の高さまで上げて、弾むようにお母さんのところへ掛けていくジョニーの様子が描かれていて、その嬉しくってたまらない!という気持ちが伝わってきます。 それなのにまったく、大人ときたら! けれど、大人になんと言われようと、ジョニーは最後まで諦めませんでした。そのたくましいこと、りっぱなこと。 唯一ジョニーを励ましてくれた、スザンナとジョーさんの存在も大きかったでしょう。 どれだけ強い思いがあっても、誰1人として信じてくれなかったら、心細くもなるはず。反対に、自分のことを信じてくれる人が1人でもいたら、それが何よりも力になるのだから。 ※漢字表記がありますが、すべての漢字にルビがふってあります。(挿絵の中の書き文字は除く)

とけいのあおくん

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『とけいのあおくん』 作 エリザベス・ロバーツ 絵 殿内真帆 訳 灰島かり 出版社 福音館書店 発行日  2014 年 3 月 10 日 ※月刊「こどものとも」 2009 年 2 月 1 日発行 時計屋さんの棚の上に、小さな目覚まし時計のあおくんがいました。ある日のこと、お店に男の子とお母さんがやってきて、お父さんの誕生日にプレゼントする時計を探しています。あおくんはなんとか自分を選んでもらいたくて、気に入ってもらえるようにと、針の進む音を静めたり、一生懸命ベルを鳴らしてみたり。そうして見事連れて帰ってもらえることになったあおくんでしたが・・? * * * * * * * 本書発売前にハードカバー化のお知らせを聞いて、私は未読だったため(そしてペーパーバックは既に品切れだったので・・・)図書館でペーパーバック版を読んでみました。すると以前ブログでご紹介した『 ただのしろいふうとう (殿内真帆絵、福音館書店)』と通じるものを感じ、絵が同じ殿内真帆さんと分かり納得!そして、『とけいのあおくん』が既刊だったのですね。『ただのしろいふうとう』と同じように、かわいらしい、心あたたまるお話です。イギリスで生まれたお話だというだけで、原作者のエリザベス・ロバーツさんについては今のところ経歴が分かっていないということ。どんな風に伝わったお話なのか、とても気になります。 さてこの絵本、扉(タイトルページ)のところと最後のページにとけいのあおくんが描かれているのですが、良ければ見比べてみてください。あおくんの表情から、その嬉しい様子がしっかりと伝わってきますよ。