この前の定休日は用があって神戸の方へ出掛けていたのですが、駅やまちなかで、ひまわりを抱えた人を何人も見かけました。それも花束ではなく、自宅用といった感じの切り花です。 ひまわりには、そこにあるだけでその場の空気がぱっと明るくなるような、不思議なちからがあるように思います。今日は、そんなひまわりを丁寧に描いた絵本をご紹介します。 『ひまわり』 作 荒井真紀 出版社 金の星社 価格 ¥1,200+税 発行月 2013年6月 土に種をまいてから、根が伸びて、芽が出て、ぐんぐん大きくなって、やがてつぼみができて花が咲き種ができるまでの様子が、なんとも繊細に描かれています。 細部にわたるまで丁寧に描きこまれた絵は、まるで本物のひまわりのよう。 今の時期は、まるで太陽のように、きらきらと元気いっぱいに咲いているひまわりですが、「あのひまわりは、どうやって大きくなったのかな?」、「これからどうやって種を付けるのかな?」と、この絵本を通して考えてみるのもおもしろいですね。 子どもが抱いている興味や関心に寄り添って、それをふくらませたり、深めたりしてくれそうな絵本です。 ※関連書籍『 あさがお 』