投稿

ラベル(保育園・幼稚園)が付いた投稿を表示しています

せんせい

イメージ
『せんせい』 文 大場牧夫 絵 長新太 出版社 福音館書店 発行年月日 1996年2月15日 ※月刊「かがくのとも」1992年4月号 定価 本体900円+税

ちびっこちびおに

イメージ
『ちびっこちびおに』 文 あまんきみこ 絵 若山憲 出版社 偕成社 発行月 1975年1月 価格 ¥1,200+税

ぐるんぱのようちえん

イメージ
『ぐるんぱのようちえん』 文 西内ミナミ 絵 堀内誠一 出版社 福音館書店 発行年月日 1966年12月15日 ※月刊「こどものとも」1965年5月1日発行 価格 ¥800+税

おおきなおおきなおいも

イメージ
鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による 『おおきなおおきなおいも』 作・絵 赤羽末吉 出版社 福音館書店 発行年月日 1972年10月1日

ちいさなこいのぼりのぼうけん

イメージ
『ちいさなこいのぼりのぼうけん』 作 岩崎京子 絵 長野ヒデ子 出版社 教育画劇 発行年月日 1993年4月20日 価格 ¥1,200+税

おかあさんは、なにしてる?

イメージ
『おかあさんは、なにしてる?』 作・絵 ドロシー・マリノ 出版社 徳間書店 発行年月日 2010年11月30日 価格 ¥1,300+税 ※原書『WHERE ARE THE MOTHERS?』(アメリカ)

ゆきがやんだら

イメージ
『ゆきがやんだら』 作 酒井駒子 出版社 学研教育出版 発行年月日 2005年12月8日 価格 ¥1,200+税

ぼくひこうき

イメージ
『ぼくひこうき』 作 ひがしちから 出版社 ゴブリン書房 発行月 2011年5月 価格 ¥1,400+税

わたしようちえんにいくの

イメージ
『わたしようちえんにいくの』 文 ローレンス・アンホールト 絵 キャスリーン・アンホールト 訳 角野栄子 出版社 文化出版局 発行年月日 1993年3月14日 価格 ¥1,262+税

イエペはぼうしがだいすき

イメージ
『イエペはぼうしがだいすき』 写真 石亀泰郎 文 文化出版局編集部 出版社 文化出版局 発行日 1978年12月17日 価格 ¥1,300+税 3歳のイエペは、帽子が大好き。 散歩のときや保育園に行くときはもちろん、庭で遊ぶときも、でんぐり返しをするときも、お弁当の時間でも、いつでも帽子をかぶっています。 帽子をかぶってこなかったら、どうも調子が出ない。 それくらい、イエペにとって欠かせないもの。 文字は少なくても、イエペの表情から、その感情が手に取るように伝わってくる1冊です。 * * * * * * * スウェーデンに住むイエペは、なんと100もの帽子を持っているそう! その帽子の一部が、壁に掛かっている写真があります。色とりどり、形もさまざまな帽子が並ぶ様子は、とってもおしゃれです。 表紙の写真にある茶色い帽子が、イエペにとって、1番のお気に入り。 まぶたまでかぶった帽子は、少し大きくて、でもその姿がとっても愛らしい。 帽子に限らず、ひとつのものに特別な思いを持つ子どもがいます。 そんなとき、私たち大人は、ついつい大人の都合で(例えば、汚れるだとか、面倒だとか)その思いに寄り添うことを忘れがち。 ここでは、イエペは大人たちにあたたかく見守られていて、なんだか嬉しくなりました。

木内かつの絵本あそび

イメージ
『木内かつの絵本あそび ―園で・家庭で』 作 木内かつ 写真 西山悦子 出版社 福音館書店 発行日 2014年9月15日 価格 ¥1,100+税 “【絵本あそび】(名詞) 子どもが絵本を読んでもらって楽しかった気持ちを、体を使ったり、物を作ったり、絵を描いたりする遊びを通じて表現すること。集団でも家庭でもできる。” (本文より) 本書は、『 やさいのおなか 』や『工作図鑑』(いずれも福音館書店刊)の著者である木内勝さんが、子どもたちと繰り返し一緒に遊んできた「絵本あそび」のやり方を紹介した1冊です。 * * * * * * * 私が幼稚園のころに通っていた絵画教室では、先生がよく絵本を読んでくれました。絵本を読んだあとは、そのイメージをふくらませて思い思いの絵を描く、ということもよくあって。 今だと、みんなが同じ絵になる、とか、もっと個性を大切にして自由に好きな絵を描かせたらいい、と言う人もいるのかな。 でも、私はその時間が大好きだったし、今でも手元に残っている絵を見返すと、「この絵本をこんな風に感じてたのか~」なんて思うこともあって、嬉しくなります。(やっぱり、今の感じ方とは随分違うんですよね。) 本書では、『 ころころころ 』や『はじめてのおつかい』、『 たまごのあかちゃん 』など、お馴染みの絵本からふくらんだ遊びが紹介されていて、どれも本当に楽しそう。 幼稚園や保育園ではもちろん、工夫次第で、家庭でも気軽にできそうなものばかりです。 この本に書かれている絵本に留まらず、今子どもがお気に入りの絵本や、赤ちゃんのときに読んだ懐かしい絵本から、何かふくらむ遊びはないかな?と考えてみてもいいかもしれませんね。

おしいれのぼうけん

イメージ
『おしいれのぼうけん』 作 古田足日、 田畑精一 出版社 童心社 発行日 1974年11月1日 さとしとあきらが通うさくら保育園には、怖いものがふたつあります。ひとつは、先生の言うことを聞かない子が入れられる「おしいれ」で、もうひとつは、先生たちがやる人形劇に出てくる「ねずみばあさん」です。ある日のこと、昼寝の時間がきたというのに、さとしとあきらは寝ている子どもたちの上を駆け回っていました。怒った先生はおしいれの戸を開けると、あきらを下の段に、さとしを上の段に入れて、戸を閉めてしまいました。なかなか“ごめんなさい”を言わないふたり。あせぐっしょりになりながらも、穴から外を覗いたり戸を蹴ったりしながら先生に抵抗してました。でも、だんだんと怖くなってきて・・・。諦めかけたそのとき、おしいれのぼうけんがはじまりました――。 * * * * * * * ほとんどのページが鉛筆で描かれた白黒の絵で、子どもたちの熱気や手に汗握るような気持ちが、じわじわと絵本から伝わってきます。冒険がはじまるとストーリーには更に臨場感があふれ、さとしとあきらが手を繋ぎ、勇気をもって進んでいく様子には彼らの深まる友情を感じます。 そんなふたりが立ち向かったのは、先生が操る人形劇のねずみばあさんよりももっと大きくて、たくさんのねずみたちを率いる恐ろしいねずみばあさん。そのねずみばあさんを倒したのは、アニメに出てくるようなかっこいいヒーローではなくて、この小さなふたりの男の子です。 この本が長く愛され続けている理由のひとつは、きっとここにもあるような気がします。 「てを つなごう」。 あきらがさとしに、さとしがあきらに言った、この本の合言葉みたいなこの言葉が、子どもたちの心のどこかにそっと残っていてくれたら・・・きっとまたどこかで誰かにそう言って、手を差し伸べられる日がくるかもしれませんね。

いってらっしゃーいいってきまーす

イメージ
『いってらっしゃーいいってきまーす』 作 神沢利子 絵 林明子 出版社 福音館書店 発行日 1985年4月1日 ※月刊「こどものとも」1983年7月1日発行 価格 ¥800+税 なおちゃんちで、朝1番先に出掛けるのはお母さん。だからなおちゃんは、お父さんと自転車に乗って保育園へ行きます。たばこ屋のおばあちゃんに自転車から「おはよう」と手を振って、まだほとんどシャッターが閉まっている商店街の前を通ると保育園に着きました。なおちゃんは、保育園でおうちごっこをしたり、給食を食べたり、お昼寝をしたり。夕方になると、お母さんが迎えにきました。夕飯の野菜やお肉を買って帰ります。 なおちゃんが保育園に行って帰ってくるまでの景色を、丁寧に描いた1冊で す。 * * * * * * * お父さんと自転車で向かう行き道は、少し離れたところからなおちゃんたちを見ているような広い構図で描かれています。反対にお母さんと手を繋いで歩く帰り道は、なおちゃんの視点でお母さんの腰より下の、低い目線で描かれています。その対比がとてもおもしろくて、行き道と帰り道を見比べるだけでも本当にわくわくします。 林明子さんの描く絵はあたたかみがあって、筒井頼子さんとの絵本『はじめてのおつかい』や『とんことり』などにも見られるように、登場人物がリンクしていたり、ストーリーとは別にちょっとした ストーリーが隠れていたりと、じっくり書き込まれた絵が魅力的です。本書では、神沢利子さんとの絵本『ぱんだいすき』の子どもたちがこっそり登場していたり、なおちゃんの1日にそったお話かと思えば、表紙にいる小さな動物たちの1日も描かれていたりと、この他にも楽しい発見がたくさん! お話をたっぷり楽しんだあとは、ぜひ絵もじっくりと味わってみてくださいね。

コッコさんのともだち

イメージ
『コッコさんのともだち』 作 片山健 出版社 福音館書店 発行日 1991年4月10日 ※月刊「こどものとも年少版」1984年9月1日発行 価格 ¥800+税 保育園で、ひとりぼっちのコッコさん。なかなかみんなと遊べなくて、部屋でも庭でも、いつもひとりすみっこにいます。ある日先生が、「ふたりずつ手を繋ぎましょ」と言いました。困ったコッコさんでしたが、見るとコッコさんと同じように、誰とも手を繋げずにもじもじしている女の子がいました。 引っ込み思案な女の子が、自分と同じような思いをしていた子を見つけて、みんなの輪にも少しずつ打ち解けていく様子を描いた絵本です。 * * * * * * * コッコさんのまわりには、コッコさんなんてまるで見えていないかのように、遊びに夢中になったり、楽しそうに笑っている子どもたちの様子が描かれています。でも、子どもたちの世界って本当にそうですよね。けっして見て見ぬふりをしているとかいじわるをしているとか、そういう訳ではなくて、単純に自分の世界に夢中になっている、なんてことはよくあります。だからコッコさんのような子は、どうやってその輪の中に入れば良いのか分からなかったり、友だちが遊ぶ様子を、ただただ遠くからじっと見ていたりして。 この絵本では、そんな子どもの心情に寄り添って、ゆっくり、ゆっくりと、その心がほどけていく様子が描かれています。 新しい環境でスタートする子どもたちだけでなく、子どもたちのことを心配しているお母さんやお父さんも思わずほっと安心できるような、素朴であたたかい1冊です。