投稿

ラベル(森山京)が付いた投稿を表示しています

だれかさんのかばん

イメージ
『だれかさんのかばん』 作 森山京 絵 高橋和枝 出版社 ポプラ社 発行月 2012年10月 価格 ¥900+税 タイトルにもなっている「だれかさんのかばん」をはじめ、「いいにおい」、「青まめひとつぶ」、「空いろ水いろ」、「足音」の、5つの小さなおはなしが収録された短編集です。 登場するのは、キツネの子やブタの子、ネズミの子に、リスの子・・・といったかわいい動物の子どもたち。それから、ちょっとおちゃめなお母さんや、子どもたちを見守るシカのおじいさん・・・。 どれも、こころがポッとあたたまるおはなしです。 ※漢字表記がありますが、すべての漢字にルビがふってあります。 * * * * * * * 作者は、『きいろいばけつ』や『つりばしゆらゆら』の、森山京さん。ああ、だから、と思うあたたかさ。 そして絵は、『 りすでんわ 』や『 あめのひのくまちゃん 』の、高橋和枝さん。やわらかなタッチで描かれる動物の子どもたちは、このおはなしの雰囲気にぴったりです。 なんて素敵なコンビなんだろう!と思ったら、なんと2004年に(つまりこの本より前に)同じコンビで『くまちゃん、どこいくの』(ポプラ社刊)という絵本が出ていました。(たった今、気が付きました。) 見逃してたなぁ・・・。これは、すぐにでも読みたいです。 ちなみにこの『だれかさんのかばん』は、当店のお客さまが「すごく好きな本があって・・・」と教えてくださったもの。お恥ずかしいことにまだまだ勉強不足な私ですが、こうして素敵な作品に出会えることは、本当にしあわせです。 みなさんのとっておき、子どもたちのとっておきの1冊はなんですか?