もこもこもこ

『もこ もこもこ』

作 谷川俊太郎
絵 元永定正
出版社 文研出版
発行日 1977年4月20日
¥1,300+税

pieni silta

しーん」(紫色をした地面に青い空。これから何が始まるのでしょう。)

もこ」(地面がもこっと盛り上がりました。空は、うっすら明るくなってきました。)

もこもこ」 「にょき」(さっきの「もこ」はさらに盛り上がり、隣に何か新しいものがにょきっと生えてきました。)

ページをめくるたび、奇想天外で不思議な世界が広がっています。どきどきしたり、驚いたり、おかしかったり、楽しかったり。固くなった大人の心をほどいて、子どもたちには直球勝負で向かってくる。そんな、一風変わった絵本です。
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扉にタイトルページはなく、表紙を開いたところからお話は始まります。大人は最初の見開き2ページで、この絵本に対して何らかの感情を抱くはず。谷川さんがご自身でもおっしゃっているように、「へんなえほん」と思う方が大半かもしれません。私も初めてこの絵本に出会ったときは、すっかり驚きました。驚いて、わくわくしました。まるで絵本から飛び出してしまいそうなくらいの、うんと自由なものを見つけてしまった!という感じ。そしてなにより、子どもたちが驚いたり笑ったりしながらこの絵本を感じてくれることを知って、とても嬉しかったです。
この絵本は、とうとう100万部を突破しました。この数からも、どれだけ子どもたちに愛されている絵本かということが分かりますよね。

pieni silta
もこもこもこレジャーシート

100万部を記念して、なんと今なら絵本にレジャーシートが付いています(価格は同じです)。ちょっとシュールでインパクトのあるシートですが、もこもこ好きには嬉しいなぁ。みなさんも良かったらどうぞ。
※数に限りがあるので、お求めの方は事前にご連絡ください。(06-6868-9382)