母の友 2015年3月号

『母の友 2015年3月号』

出版社 福音館書店
発行日 2015年3月1日
価格 ¥505+税


今月号、ひとつ目の特集は、“子どもの遊び場を考える”。

子どもの遊び場と聞けば、私は公園を思い浮かべますが、その公園自体は年々増えているそう。にも関わらず、子どもの遊び場が減っているという声は、よく耳にします。
実際、当店があるこの町の公園でも、野球を禁止する看板が立っているところがあります。少し離れたところには、利用できる時間が決まっている公園もあります。時間外に行っても、鍵がかかっていて、中には入れません。

もちろん、そうなってしまった背景にも、理由があります。小さな子どものため、子どもの安全のため・・・いろいろな理由が浮かびます。
けれど、それだけではありませんよね。大人の都合(たとえば、近隣住民から苦情が出ただとか、市の責任問題だとか)が、大きな問題であるのは言うまでもありません。

今回の特集では、そんな、子どもたちの遊び場をとりまく現状や問題と、新しい遊び場の形について、紹介されています。
昨年の母の友7月号で特集のあった柴田愛子さん(りんごの木子どもクラブ代表)の、遊び場に関するおはなしも良かったです。

ふたつ目の特集は、“音からはじまる「ことば」の世界”。
「ことばがわからない赤ちゃんへの読み聞かせには意味があるのでしょうか?」
「オノマトペを使ってはいけない?」
そんな疑問に、心理学の立場から人と言語の関係について研究されている、今井むつみさんが答えます。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭には、特におすすめの特集ですよ。

来月号の特集は、“絵本、ここが知りたい!Q&A”と、“園のいちにち 子どもは、先生は、何をしてるの?”です。

年度が変わって、次号は4月号になるんですね!早いですね~。母の友は、「子どもにかかわるすべての人に」のキャッチフレーズ通り、お母さんだけでなく、1人でも多くの方に手に取っていただきたい雑誌です。情報を得るだけでなく、子どものことや、社会の問題に対して、“考えるきっかけ”をくれる雑誌です。
このブログを読んで、興味をもってくださる方が、1人でも増えるとうれしいな、と思っています。