アンガスとねこ

『アンガスとねこ』

作・絵 マージョリー・フラック
訳 瀬田貞二
出版社 福音館書店
発行日 1974年10月1日
価格 ¥1, 100+税
※原書『ANGUS AND THE CAT』1931年(アメリカ)

知りたがりやのアンガスは、
大人になるにつれて、いろいろなことを覚えました。

けれどもおもてにいる「ねこ」のことは、
知りたいのに、まだよく知りませんでした。

ある日のこと、知らないねこが、
アンガスの暮らすうちにやってきました。
引っかかれたり、追いかけたりしながらも、
2匹の距離は、少しずつ縮まっていきました  

* * * * * * *

前作『アンガスとあひる』のころから、
少し成長したアンガスのおはなしです。

ねこを追いかけてばかりのアンガスでしたが、
ねこがいなくなってしまうと、
寂しそうに窓の外を眺めています。
(本当は、屋根に隠れていただけなんですけどね)

ねこが戻ってきて、
いっしょに(それも同じお皿で)ご飯を食べる場面では、
2匹とも、本当にうれしそう。

アンガスシリーズは、
福音館書店さんのシリーズが全3作、
アリス館さんのシリーズが全2作の、計5作あります。

それぞれ、本を開いた見返しのところまで
美しい絵が描きこまれていて、ほれぼれしてしまいます。