かわ

『かわ』

作・絵 加古里子
出版社 福音館書店
発行年月日 1966年9月1日
※月刊「こどものとも」1962年7月1日発行
価格 ¥800+税



雪どけ水や、雨水が、
山の上から小さい流れをつくります。

岩から染み出た水も、
泉からわいた水も、
湖の水も。

山をくだり、川となって、
途中、ダムでせきとめられたり、
田んぼを潤したりしながら、
海へと流れていきます。

自然と、人間とのかかわりを、
“かわ”を通し、描いた絵本です。

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横長い判型を活かし、見開きいっぱいに、その景色や、そこで暮らす人びとの様子が、細かく描かれています。絵をよく見てみれば、川にヨットを浮かべて競争をしている子どもたちがいたり、魚釣りをしている人がいたりします。
そのまわりでも、絵を描いている人がいたり、マラソンをしている人がいたりと、読み返すたびに、たくさんの発見があります。

それぞれ違いはありますが、大きく同じテーマの絵本だと、
『川はながれる』(岩波書店刊)や『しずくのぼうけん』(福音館書店刊)、月刊「かがくのとも」2012年8月号の『みずのたび』(福音館書店刊)などもおすすめです。

気になるものがあれば、どうぞ店頭にてお気軽にお声かけください。