サンタクロースと小人たち

『サンタクロースと小人たち』

作 マウリ=クンナス
訳 稲垣美晴
出版社 偕成社
発行年 1982年



サンタクロースはどこに住んでいるの?だれと?どんな風に?
トナカイたちは、普段どんなところで過ごしているの?
おもちゃは、どうやって作られているの?
どんな風にして配られているの?

クリスマスにあふれる、たくさんのふしぎ。そんな疑問を、解き明かすような1冊です。

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どこを見ても、わくわくして、心が躍り出しそうになるのだけれど、やっぱりおもちゃ工場は特別だなあ、と思います。おもちゃ工場とひとことで言っても、大工さんの工場もあれば、印刷工場もあります。この他にも、おりもの工場や、せともの工場もあるそうです。

サンタクロースがプレゼントを届けにくる  。そうは言っても、本当は、たくさんの小人やトナカイたちがそれを支えてくれているということ。実はクリスマスでないときにも、子どもたちのことをよーく見ていて、子どもたちのことを、なによりも考えてくれているということ。クリスマスの背景には、こんなことがあったんだねと、うれしくなります。

ありがとう、サンタクロース、ありがとう、小人たち!クリスマスに関わるみんなへ、感謝の気持ちでいっぱいになる1冊です。