ぞうきばやしのすもうたいかい

『ぞうきばやしのすもうたいかい』

作 広野多珂子
絵 廣野研一
出版社 福音館書店
発行年月日 2016年6月5日
※月刊「こどものとも年少版」2012年7月号
価格 ¥900+税


雑木林で始まった、昆虫たちの相撲大会。

土俵は、切株。
さあ、みあってみあって  

カナブン対タマムシ、ダンゴムシ対カマキリ・・・次から次へと繰り広げられる勝負に、目が離せません。最後は大物、クワガタとカブトムシの勝負です。果たしてその結果は?

生き生きと描かれた、昆虫たち。カマキリとダンゴムシの勝負にいたっては、作者の広野多珂子さんが、実際にご自宅のお庭で目撃された光景だそうです。(月刊「こどものとも年少版」2012年7月号折り込みふろくより)

昆虫たちは、それぞれ自分の特徴を活かして戦います。それが長所として働くこともあれば、時にはそこを狙われてうっかり・・・なんてことも。けれどいつだって、絵本を開けば、そんな迫力満点の勝負を見ることができます。

昆虫を観察すると、いろいろな発見がありますよね。本書を見ていると、そんな面白さも感じました。