クリスマスのてんし
空を飛んでいた、10人の天使。
ある1人の天使は、
おなかを空かせた動物たちに、食べるものをやりました。
また、ある1人の天使は、
サンタクロースのおじさんが重い荷物を運ぶのを手伝い、
ある1人の天使は、
針仕事で疲れている女の子の代わりに服を仕上げてあげました。
10人の天使たちは、
困っているものたちのところへやって来ると、
そっと寄り添い手を差しのべます。
それはまるで、
ろうそくの明かりがぽっと灯るような、あたたかな光景。
絵本は、ページの上に、
天使たちそれぞれのお顔が飛び出すようなかたちになっていて、
裏表紙から見たその姿には、思わずにっこり。
プレゼントにもぴったりの、心あたたまる1冊です。