ネッシーのおむこさん
『ネッシーのおむこさん』
角野栄子 作
西川おさむ 絵
出版社 金の星社
発行年月 1979年8月
定価 本体1,200円+税
定価 本体1,200円+税
深い森の中の湖に、オスのかいじゅうが住んでいました。
彼の名前は、ザブー。
ひとりぼっちで湖に暮らしていましたが、
あまり寂しいと思ったことはありませんでした。
そんなザブーでしたが、
ある日ラジオでネッシーのニュースを聞きます。
「あれれ、ネッシーって、ぼくとおんなじかっこうしてるみたいだな。」
ネッシーのニュースを聞いて、そう思ったザブーは、
もしネッシーが女の子なら、お嫁さんになってもらおうと考えました。
でも、ネッシーが人間に捕まってしまったら、たいへん!
そこで、ネッシーがいるというネス湖を目指し、ザブーは大あわてで出発しました。
『魔女の宅急便』の作者であり、昨年2018年には国際アンデルセン賞を受賞された角野栄子さんが、1979年に発表されたおはなしです。
挿絵は、「10ぴきのおばけ」シリーズや「たこのコータ」シリーズなどでお馴染みの、西川おさむさん。
「アイウエ動物園」シリーズもそうですが、角野栄子さんと西川おさむさんのコンビは、なんだかほがらかで、心地よいユーモアがあっていいなあと思います。
さて、本書に戻りますが、この『ネッシーのおむこさん』は、湖に住むかいじゅうザブーがお嫁さん探しに出掛けるという、前代未聞なストーリー。
ザブーが右手の五本の指を頭の上にあげて、おいでおいでをするとラジオが聞ける、なんていう設定も楽しいし、
もしネッシーが男だったら、そのときはお友だちになってもらうつもり、なんていうのも、かわいらしい。
とはいえ、ネッシー探しの旅は一筋縄ではいかず、ザブーはてんてこまい。
はたして、無事にネッシーと出会えるのでしょうか。
続編には『かえってきたネッシーのおむこさん』も。
何事にも、素直で一生懸命なザブー。
そんな彼を見ていると、つい応援したくなってしまいます。
彼の名前は、ザブー。
ひとりぼっちで湖に暮らしていましたが、
あまり寂しいと思ったことはありませんでした。
そんなザブーでしたが、
ある日ラジオでネッシーのニュースを聞きます。
「あれれ、ネッシーって、ぼくとおんなじかっこうしてるみたいだな。」
ネッシーのニュースを聞いて、そう思ったザブーは、
もしネッシーが女の子なら、お嫁さんになってもらおうと考えました。
でも、ネッシーが人間に捕まってしまったら、たいへん!
そこで、ネッシーがいるというネス湖を目指し、ザブーは大あわてで出発しました。
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『魔女の宅急便』の作者であり、昨年2018年には国際アンデルセン賞を受賞された角野栄子さんが、1979年に発表されたおはなしです。
挿絵は、「10ぴきのおばけ」シリーズや「たこのコータ」シリーズなどでお馴染みの、西川おさむさん。
「アイウエ動物園」シリーズもそうですが、角野栄子さんと西川おさむさんのコンビは、なんだかほがらかで、心地よいユーモアがあっていいなあと思います。
さて、本書に戻りますが、この『ネッシーのおむこさん』は、湖に住むかいじゅうザブーがお嫁さん探しに出掛けるという、前代未聞なストーリー。
ザブーが右手の五本の指を頭の上にあげて、おいでおいでをするとラジオが聞ける、なんていう設定も楽しいし、
もしネッシーが男だったら、そのときはお友だちになってもらうつもり、なんていうのも、かわいらしい。
とはいえ、ネッシー探しの旅は一筋縄ではいかず、ザブーはてんてこまい。
はたして、無事にネッシーと出会えるのでしょうか。
続編には『かえってきたネッシーのおむこさん』も。
何事にも、素直で一生懸命なザブー。
そんな彼を見ていると、つい応援したくなってしまいます。