せみとりめいじん
『せみとりめいじん』
かみやしん 作
奥本大三郎 監修
出版社 福音館書店
出版社 福音館書店
発行年月日 2001年6月15日
※月刊「かがくのとも」1997年7月号
定価 990円
(本体900円+税)
セミとり名人のごんちゃんは、あっという間にセミを捕まえます。
まだセミをとったことのない、てっちゃんは、
ごんちゃんのとったセミを触りたくて、自分でもとれるようになりたくて、
ごんちゃんにセミとりの方法を聞きました。
* * * * *
今朝、セミの声を聞きました。
梅雨明けもそろそろ、とうとう夏本番です。
夏が来て、セミとりをしよう!と思い立ったとき、
おすすめの先生が、この絵本のごんちゃんです。
ごんちゃんは、
・セミとり用の網の作り方
・網の持ち方・捕まえ方
・セミの種類
・セミが好きな木
など、セミとりにまつわるいろんなことを教えてくれます。
セミが、一般的な虫取り網だと捕まえづらいとは知らなかったし、
わたしも、てっちゃんになったつもりで、ごんちゃんからセミとりについて教わりました。
セミとりの途中、ごんちゃんが、
「せみとりは あそびじゃないよ、しんけんしょうぶ!」
と、てっちゃんに言う場面があるのですが、本当にその通り。
巻末には、本書の監修を務め、2010年まで日本昆虫協会の会長だった奥本大三郎さんのあとがきが添えられています。
そのあとがきには、
“虫を採るのはかわいそう、採らないで観察しましょうなんて言う人がいるけれど、やっぱり採ってみなければわからないことがたくさんある”と書いてありました。
お子さんとのセミとりを控えた、お父さんお母さんの予習にもどうぞ。