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シカのしろちゃん

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  『シカのしろちゃん』 作 そえじま良子 絵 岡田よしたか 出版社 学研教育出版 発行年 2014年9月26日 価格 ¥1,200+税

特急おべんとう号

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『特急おべんとう号』 作 岡田よしたか 出版社 福音館書店 発行日 2009年3月1日 価格 ¥1,500+税 本書は、「全日本おべんとうマラソン」「ねこ 大災難」「特急おべんとう号」の、3つのお話が収録された創作童話集です。 第1話「全日本おべんとうマラソン」では、お弁当のごはんやおかずさんたちによるマラソン(世界で初めてのレース!)の様子が、臨場感たっぷりに描かれています。「さあ、パーンという合図とともに 各選手、いっせいにとびだしました。」と中継の声が聞こえるなか、ベタベタして走りにくいと納豆が遅れたり、と思えば、その納豆が前のコロッケと接触して「なんちゅうことしてくれんねん」とコロッケがいかったり、はたまた、ゆでたまごとめだまやきとたまごやきの三兄弟が激しく順位争いをしていたり(ちなみに、まるいゆでたまごが有利のよう)。なんともゆかいでおかしなレースです。 そんなマラソンのお話に続く第2話「ねこ 大災難」には、1話でマラソンの列に乱入していたねこが登場します。金魚を食べようとしたらどこからか現れた巨大な金魚に見つかり、必死で逃げるもどこまでも追いかけられるという、大災難が降りかかるお話です。 第3話では、1話のマラソンで活躍したお弁当のごはんやおかずたちが、なんと電車に乗って遠足に行くお話です。でも相変わらず喧嘩っぱやい、ごはんやおかずたち。このおかしなやりとりは、ぜひ実際に手に取ってご覧いただきたいです。 言葉の流れにスピード感があって、ぐいぐい引き込まれていきます。童話集と言っても文章は短めで、なんと全ページフルカラー。言うなれば、絵本を3冊ひとまとめにしたようなもの。とっても贅沢な1冊です。 のちの作品、『ちくわのわーさん』『うどんのうーやん』『こんぶのぶーさん』に出てくる食べものも、隠れているかも。 とにかく、おもしろい!に尽きる1冊です。

ちくわのわーさん

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『ちくわのわーさん』 作 岡田よしたか 出版社 ブロンズ新社 発行日 2011年10月25日 価格 ¥980+税 お昼寝をしたり、口笛をふいたり、踊りを踊ったり・・・寄り道をしながら進んで行く、ちくわのわーさん。食べられるもの、そうでないもの、いろいろなものと出会いながら、わーさんが向かう先とは・・・? * * * * * * * 岡田よしたかさんを知ったのは、この絵本と出会ったから。そんな方も多いのではないでしょうか。私もそのうちの、1人です。そして、そのときの衝撃と言ったら! 主人公は、顔のないちくわ。(と言っても、ちくわの穴が口のようにも見えるので、正確には「目や鼻のないちくわ」でしょうか。あるいは「擬人化されていないちくわ」とでも言いましょうか。) それなのに、楽しそうにしていたり、眠たそうにしていたり、疲れていたり。そんな表情が、目に見えるように伝わってくるから不思議です。 流れるようにリズミカルな文章は、読んでいてわくわくします。それに、「あ こんなん してる ばあいでは ないんや」なんて急に我に返って先を急ぐ姿には、なんだか親近感を覚えます(笑)。 同シリーズには、『 うどんのうーやん 』と『 こんぶのぶーさん 』があります。ぜひこちらも合わせてお楽しみくださいませ。 ※2014年8月18日現在、当店にて岡田よしたかさんの絵本原画展を開催中です。詳しくは 【こちら】 をご覧ください。

こんぶのぶーさん

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『こんぶのぶーさん』 文 岡田よしたか 出版社 ブロンズ新社 発行日 2013年3月25日 価格 ¥980+税 海から出てきたこんぶのぶーさんは、昼寝をしている間にカチンコチンになってしまったので、お惣菜屋さんに行って昆布巻きにしてもらいました。ところがなぜか「まんざいしになろ!」と思いつき、相方を探すことに。町のあちこちに相方募集のはり紙をはったおかげか、希望者は続々と集まり、早速オーディションを始めました。でも、なかなかぴったりの相方は見つからなくて・・・。 * * * * * * * 突然ですが、みなさん嫌いな食べものはありますか? これといった取り柄のない私ですが、嫌いな食べものがないので、なんでもおいしく食べられることだけは唯一胸を張れることです。 そんな私ですが、「あえて言うなら」と言われて思い浮かぶのが、この昆布巻きです。(ぶーさん、ごめんね。) ところが、そんな昆布巻きにさえ親しみを感じてしまうのが、岡田よしたかさんの魅力です。楽しいシーンはたくさんありますが、個人的にはぶーさんとこんさん(ぶーさんのお兄さん)の、海から出てくる登場シーンがすごく好きです。 漫才が好きな人、とにかく楽しい絵本が好きな人、それから昆布巻きがちょっと苦手な人にもおすすめの1冊です。

くしカツさんちはまんいんです

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『くしカツさんちはまんいんです』 作 岡田よしたか 出版社 PHP研究所 発行日 2013年11月20日 価格 ¥1,300+税 一本のくしカツが道を歩いていました。と、思ったら?くしカツのカツの上に乗っているのは、きりたんぽ鍋のたんぽに、やきとりのねぎに、みたらしだんこ。 くしカツは言います。「きみら、はよ じぶんの くし さがしや。きゅうくつで かなわん。わし、はよ タテに なりたいんや」と。でも、それぞれ自分の串がないのには訳がありました。とにかく串を探そうと歩いていくと、お箸やまち針やくし(髪の毛をとく方の・・・)なんかが、力になろうかと声を掛けてくれます。でも、刺されば何でも良いという訳ではありませんよね。しまいには、みたらしくんのたれがねぎに垂れ落ちてきて、みたらしくんはみたらしくんで、ねぎのにおいがかなわんと言って・・・。果たしてそれぞれの串に帰れるのでしょうか?(そして、くしカツさんは縦になれるのでしょうか!?) * * * * * * * 『ちくわのわーさん』『 うどんのうーやん 』『こんぶのぶーさん』など、子どもたちに大人気の岡田よしたかさんの作品です。今回もまた、擬人化されていない食べものたちが、大阪弁でああやこうやと一悶着。「はよ タテに なりたいんや」って、人(?)が良すぎるくしカツさん、みんなのお願い断れへんかったんやろうなぁ・・・(やからって、みたらしだんごにねぎはないなぁ)。ほんで、たんぽも「それ ぼくもです」って、ほんならちゃんと自分の串捕まえときいやと、次から次へと突っ込みどころ満載です。 ところで、最後の方のページに、かの有名なくしカツ屋さんらしきのれんのかかったお店があります。このくしカツさんは、もしかするとそこから出てきたのかな?

うどんのうーやん

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『うどんのうーやん』 作 岡田よしたか 出版社 ブロンズ新社 発行日  2012 年 8 月 25 日 価格 ¥ 980 +税 うどん屋さんに出前の注文が入りました。ところが人手不足のため、うどんのうーやん自分で行かなあかんのです。麺も伸びたらいかんしダッシュで進みますが、途中で痩せた猫にうどんを分けてあげたり、減った麺をそうめんでごまかしたり、うめぼしばあさんをおつゆに浸からせてあげたりと、忙しいうーやん。果たして無事にお客さまのもとへうどんを届けることができるのでしょうか・・・!? * * * * * * * 猫にうどんをあげたばっかりに中身が半分になってしまって、“ これは、いかん。 ”って、うーやんそりゃあかんやろ~!出前頼まれてんのちゃうんかいな~!と、突っ込みどころ満載です。舟が壊れてこまっているたこやきの兄弟に“ それやったら こっち はいったら どうです? ”と言い(ふやけたりせえへんのかな)、弁当箱がいっぱいや言うて入れてもらえへんエビフライやミニトマトに“ まあ ええわ。おきゃくさんも よろこぶやろ。よっしゃ はいり! ”とええ顔をし(私ならうどんにエビフライはちょっと)、おまけに江州音頭や河内音頭まで歌い出し、もうはちゃめちゃです。最高です。 『ちくわのわーさん』に続く第2弾で、そのあと第3弾として『こんぶのぶーさん』が出版されています。3作すべて大阪弁なので大阪人にとっては読みやすく、さらっと読もうとしても、ついつい熱が入ってしまいます(笑)。 全て岡田よしたか作、ブロンズ新社 うーやんは擬人化されていないのに表情が感じられて、人情味もたっぷり(うどんやけど)。 誰構わずおつゆに入れてあげるところも男前です。 と思えば、ぶらんこに乗ったりもするんやね。かわいいうーやんです。