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ちょろりんのすてきなセーター

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『ちょろりんのすてきなセーター』 作 降矢なな 出版社 福音館書店 発行日 1993年3月1日 ※月刊「こどものとも」1986年12月1日発行 価格 ¥800+税 ちょろりんは、寒がりやのとかげの子。 ある日、洋品店のガラス窓に、あたたかそうに膨らんだセーターを見つけました。 けれど、そのセーターを買うには、お金が少し足りません。 そこで、おじいちゃんの仕事のお手伝いをして、お金を稼ぐことにしたちょろりん。 やっとのことでお金をもらうと、急いでお店に向かいました。 ところが、なんと! そのセーターは、ヘビのセーターだったのです。 すっかり落ち込んだちょろりんでしたが・・・。 * * * * * * * “あたたかそうに ふくらんだ”、“はるの はらっぱいろをした”セーター。 本当にすてきなセーターです。黄色や緑や橙色・・・いろんな色が混ざり合った、胸がはずむようなセーターです。 それなのに、ヘビのセーターだったなんて・・・。 でも、こういう経験って、ときどきありませんか? 「良い色だなぁ」と思って広げてみたら七分丈で、長袖だったら良かったのにな・・・なんてこと。 「こういうのを探してた!」と思った靴が、自分のサイズなのに、どうしても自分の足に合わない、なんてこと。 だから、ちょろりんが落ち込む気持ちは、私もよーく分かります。 でも、ちょろりんはついてました! だって洋品店の奥さんはとっても編み物上手で、ちゃんとちょろりんが着れるように、セーターを編み直してくれたんですから。 セーター、とっても似合っています。 よかったね、ちょろりん。

ナミチカのきのこがり

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『ナミチカのきのこがり』 作 降矢なな 出版社 童心社 発行年 2010年9月10日 価格 ¥1,300+税 ある日ナミチカは、おじいちゃんと、いとこのアンドレと一緒に、きのこ狩りに行くことになりました。 ナミチカにとって、はじめてのきのこ狩り。おじいちゃんはきのこを見つけると、毒があるだとか、フライにするとおいしいだとか、ひとつひとつのきのこのことを、丁寧に教えてくれました。 けれどナミチカは、きのこを探している間に、どんどん森の奥へと入っていって・・・。 * * * * * * * 長野に「森のおうち」という絵本美術館があって、いつか長野に行く機会があったら、ぜひお伺いしたいなと思っていました。 先日、やっとのことで念願叶い、ちょうどその時に展示されていた原画のひとつが、この『ナミチカのきのこがり』でした。 私は、降矢ななさんの絵が大好きです。『 めっきらもっきらどおんどん 』や『きょだいなきょだいな』、『 おっきょちゃんとかっぱ 』、「まゆ」シリーズ・・・。降矢ななさんの絵は、見れば見るほど、その繊細さや美しい色づかいにうっとりします。 子どものときは、お話に夢中で気が付かなかったけれど、大人になってから改めて読み返して、こんなにきれいな絵だったっけ!と、感動しました。 子どものときに気が付かなかったなんて、なんてもったいない!と思うのだけれど、それほど降矢ななさんの絵は、どのお話にもぴったり寄り添っていて、お話と同じ呼吸をしているのだろうなあ、とも思います。 ちなみに、森の奥でナミチカは、赤い帽子の小さなきのこたち(表紙の子たちが、動き出すんですよ)と出会うのですが、このきのこたちがとにかくかわいい! 「森のおうち」さんでの原画展は、2014 年11月18日(火)まで。 降矢ななさんのこの他の絵本や、出久根育さんの絵本の原画も展示されているので、よければぜひ。 「森のおうち」さんホームページ : http://www.morinoouchi.com/