ブップーバス

『ブップーバス』

作 とよたかずひこ
出版社 アリス館
発行年月日 2008年2月10日
価格 ¥800+税


「ブップー ブップー」とバスが走ります。「ピンポーン」と停留所でバスがとまるたび、タクシーやオートバイや救急車が追い抜いていきます。あるバス停では、女の人が降りました。良く見ると、お母さんと赤ちゃんです。「ブップ― ブップー」の繰り返しが楽しい絵本です。

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「ワニのバルボンさん」 や 「ももんちゃん」 シリーズの作者である豊田一彦さんの 「あかちゃんのりものえほん」 シリーズの1冊。本書のほか、『コトコトでんしゃ』、『ブーンブーンひこうき』、『ポンポンおふね』 の計4種類あり、どれも乗り物が擬人化されていないものの、まるで表情があるように可愛らしいシリーズです。
たくさんの乗り物がバスを追い越していきますが、バスは「ピンポーン」となるたびにとまって、また走り出します。とてもシンプルですが、乗り物ごとに違う音を出して走り去る様子も楽しく、「ブップ― ブップ―」と一定リズムをもった繰り返しはとっても心地良い!
表紙や背表紙、それからページの角が丸くなっているのも、赤ちゃん絵本としては嬉しいところです