はじめてのキャンプ

『はじめてのキャンプ』

作 林明子
出版社 福音館書店
発行日 1984年6月20日発行
価格 ¥1,200+税

pieni silta

見返しがとってもかわいいです。

なほちゃんは、ちっちゃい女の子。ある日のこと、大きい子たちがキャンプに行くことになりました。「わたしも いく!」、なほちゃんは目を吊り上げて言いました。けれど大きい子たちは、ちっちゃいこは重い荷物を持って歩けないし、すぐ泣くし・・・と反対します。それでもなほちゃんは、頑なに大丈夫だと言い張ります。そこで、たくさんの荷物を抱え、なほちゃんは大きい子たちといっしょにキャンプへ行くことになりました。

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子どものころ、毎年のように夏になるとキャンプに出掛けていました。大きなテントをはると、秘密基地ができたようで嬉しかったし、夜になってランプに火を灯し、大人にまじってトランプをしたりおしゃべりをしたりする時間は、大人の仲間入りをしたみたいでわくわくしました。
この本に出てくるなほちゃんも、みんなで作ったカレーを食べたり、キャンプファイヤーをしたりと、とっても楽しそう。夜は1人でおしっこもできて、次の日の朝を迎えたなほちゃんは、なんだか少し大きくなったみたいです。

関係ないけれど、久しぶりのこの本を読んで、キャンプのときによく歌っていた「キャンプだホイ」という歌を思い出しました。今の子どもたちも知ってるのかな。大好きだった歌です。