はじめてであうずかん1 こんちゅう

はじめてであうずかん1
『こんちゅう』

作 三芳悌吉
指導 矢島稔
出版社 福音館書店
発行日 1980年2月29日
価格 ¥900+税


ミツバチやモンシロチョウなどの「にわのむし」から始まり、「ちょう・がのなかま」、「ばった・かまきりのなかま」、「かぶとむしのなかま」といった仲間ごとの紹介、「あかりにあつまるむし」、「みずのなかにすむむし」といった環境ごとの紹介など、18の分類に分けて184種類の虫が紹介されています。

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話せる単語がみるみるうちに増えていく。そんな時期の子どもたちを見ていると、新しい単語に出会える喜びでいっぱいなのだと感じます。
絵本を見ていても、1つ1つの名前が気になって「これなあに?」「これなあに?」と、次々に指をさしたり(そしてお話が進まない、なんてことよくありますよね)、本当は知っている名前なのに「これなあに?」と聞いて、こっちが「なんだろうね」と言うと、待ってましたとでも言うように「○○!」と答えてくれたり(その満足げな様子がまた可愛くて!)。

そんな子どもたちの「これなあに?」に、できるだけ寄り添ってあげられたらいいなと思います。
実際に見て、触れて、感じることもあれば、本を見ながら感じられることもありますよね。
これは見たことあるなぁとか、これは見たことないなぁとか。
羽がきれいだなぁとか、ちょっと怖いなぁとか。触ったら痛いかなぁ、とか。

名前の通り、子どもたちが初めて出会うにはぴったりの、シンプルな図鑑です。

※関連書籍『けもの』、『とり』、『さかな』、『しょくぶつ』(全5巻)