ぽっとんころころどんぐり

『ぽっとんころころどんぐり』

いわさゆうこ 作
出版社 童心社
発行年月日 2019年8月30日
定価 本体1,100円+税


童心社さんから、『きゃっきゃキャベツ』や『どっかんだいこん』などの「どーんとやさい」シリーズの番外編となる、『ぽっとんころころどんぐり』が刊行されました。

著者のいわさゆうこさんといえば、『どんぐりノート』や『野の草ノート』(文化出版局刊)などでもおなじみの作家さん。
写実的であって、ときに愛嬌たっぷりな、いわささんの絵。楽しい情報がたくさん詰まっていて、隅々まで読み応えたっぷりの、この「〇〇ノート」シリーズが、わたしはとても好きです。

本日ご紹介する『ぽっとんころころどんぐり』は、この『どんぐりノート』の入門編とも言えるような絵本。

どんぐりの木は、春になるとどんな花をつけるの?どんぐりの実は、どんな風に育つの?など、くぬぎの木に焦点を当て、どんぐりの成長を描きます。

他にも、くぬぎの木のどんぐり以外に、どんな種類のどんぐりがあるか、それぞれには、どんな殻斗(どんぐりのおわん)が付いているか、はたまた、どんぐりを食べる動物たちについてなど、幅広く紹介されています。

分かりやすい言葉で、リズミカルに綴られた文章は耳に心地よく、決して図鑑のように情報量が多い訳ではありませんが、写実的な絵は図鑑さながらの本格派。
どんぐりに興味を持ちはじめた幼い子どもたちに、ぴったりの1冊です。

巻末には、どんぐりクッキーの作り方と、どんぐりの遊び方、それから、著者のいわさゆうこさんのあとがき付き。

どんぐりだけでなく、まつぼっくりや野の花なんかも、シリーズで出たらうれしいなあ。
今年の秋イチオシのどんぐり絵本です。