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ぞうのびっくりパンやさん

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『ぞうのびっくりパンやさん』 文・絵 nakaban 出版社 大日本図書 発行月 2013年5月25日 価格 ¥1,300+税

パンどうぞ

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『パンどうぞ』 作 彦坂有紀、もりといずみ 出版社 講談社 発行日 2014年10月27日 価格 ¥1,200+税 「あんパン どうぞ」 「ぱくっ」 「ロールパン どうぞ」 「ぱくっ」 ふっくらまあるいあんパンに、しっとりとしたロールパン、赤ちゃんのおててみたいなクリームパンに、サクサクのカレーパン・・・。 ページをめくるたび、おいしそうなパンが並びます。 豊かな質感のパンからは、香ばしい香りがしてきそう。 木版画の「擦りたて」パンを、さあどうぞ。 * * * * * * * 作者の彦坂有紀さんともりといずみさんのお2人は、「彦坂木版工房」として全国を回り、木版画作品の展示や、ワークショップなどを開催されています。 そんなお2人が絵コンテから、絵、おはなし、装丁までを担当された絵本です。 どれもほんっとうにおいしそうで、この絵本を読んだら、パンを食べたくなること請け合いです。 終わりのほうに、パンがずらりと並ぶページがあるのですが、ここがまたすてき。 シンプルな繰り返しで赤ちゃんから楽しめる絵本ですが、少し大きくなっても、好きなパンを指さしたり、食べる真似っこをしたりして、たっぷり楽しめそうです。

おだんごぱん

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『おだんごぱん』 作 ロシア民話 訳 瀬田貞二 絵 脇田和 出版社 福音館書店 発行日 1966年5月1日 価格 ¥1,200+税 ※2008年6月20日、新規製版されています。 おじいさんが、おばあさん焼いてもらった、ほかほかのおだんごぱん。 窓のところで冷やされていたのに、ついつい転がり出したおだんごぱんは、ころころ、ころころ転がって、表へと出ていきました。 転がっていくうちに出くわしたのは、うさぎやおおかみ、それにくま。おだんごぱんは、その度食べられそうになりますが、歌を歌いながら、うまく切り抜けていきました。 ところがその後に出会ったのは、知恵のはたらくきつねでした――。 * * * * * * * 言わずと知れた名作ですが、 瀬田貞二さんの文章は、やっぱり美しいなぁと思うし、脇田和さんの絵は、味わい深くて、ユーモアがあって、すごくいいなぁと思います。 ちなみに、個人的に、この絵本の好きなところベスト3をあげるとするならば、 1.おだんごぱんの表情(頬がほんのり赤く染まっているのも、とってもかわいい。) 2.おだんごぱんの歌(ぼくは、てんかの おだんごぱん・・・♪) 3.タイトルの文字(太字のこういう字は、書こうと思ってもなかなか難しい。) もちろん、他にも魅力はたくさんあるのですが、こういうところがとても好きです。 特に、おだんごぱんの表情は、何度見ても楽しい。 窓のところで冷やされているところの表情なんて、焼いてもらって嬉しいのか、1人にされてすねているのか(だって、なんだかふてぶてしいのです)、とにかくなんとも言えない顔をしていて、思わずぷぷぷ・・・と笑ってしまいそうになります。そうかと思えば、おおかみの前で歌を歌う場面なんて、本当に楽しそうな顔をしていて、とっても愛らしい。 子どもたちからは、表情うんぬんより、やっぱり「この歌が好き!」という声をよく耳にします。 読み手の数だけ、いろいろなリズムの歌があるというのも、素敵なところですよね。

マフィンおばさんのぱんや

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『マフィンおばさんのぱんや』 作 竹林亜紀 絵 河本祥子 出版社 福音館書店 発行日 1996年1月20日 ※月刊「こどものとも」1981年2月1日発行 価格 ¥800+税 マフィンおばさんのパン屋には、アノダッテという男の子がいて、毎日パン屋の手伝いをしていました。 ある晩のこと、アノダッテは、自分もパン作りを覚えようと、そっと地下室へ降りました。 アノダッテは、町のみんながいっぱい食べられるくらい、とても大きなパンだねを作ると、それをかまどの中へ押し込みました。ところがパンを焼いている最中、うっかりその場で眠ってしまって・・・。 * * * * * * * マフィンおばさんは、パンだねを作るとき、あわただしく動き回ります。そして最後には、“つぼから やまもり チョコレートを すくって”、パンだねで包みます。 それから、そのパンだねをかまどへ入れてしばらくすると、“ぱんの やける いいにおい”が漂ってくるのですって。 ああ、なんておいしそう! 竹林亜紀さんの文章を読んでいるだけでも、パンの香ばしいにおいがあたり一面に広がってくるようです。 そのうえ河本祥子さんの描くパンは、ふっくらとしていて、良いきつね色で、食べたらどんな味がするんだろう・・・と夢がふくらみます。 さて、アノダッテが焼いたパンですが、どんどん膨らんで、最後には屋根裏部屋の窓から顔を出すくらいまで膨らんでしまいました。 ところが、マフィンおばさんは、「あたしも、こんな おおきな ぱんを やいてみたいと おもっていたんだよ」なんて言って、焼き立てのそのパンをつまんで食べてしまいます。 普通なら、「なにやってんだい!アノダッテ!」くらい言いたいところですよね。うちじゅうパンだらけなのに! でも、そんな優しい(おおらかな?)マフィンおばさんだからこそ、町のみんなから愛される、おいしいパンが焼けるのかもしれませんね。

サンドイッチつくろう

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『サンドイッチつくろう』 作 さとうわきこ 出版社 福音館書店 発行年 1993年9月25日 ※月刊「かがくのとも」1980年12月1日発行 価格 ¥900+税 「みんなで おいしいもの つくろう。」って、サンドイッチを作ることにした3人の子どもたち。(・・と、それを見ているイヌとネコ!) ゆでたまごを作って、いりたまごも作って、それからポテトサラダも作りました。 それぞれお皿に乗せて、みんなテーブルに座ったら、パンに乗せたり挟んだり。 完成したら・・・「いただきまーす」 * * * * * * * 特別忙しかった訳ではないのに、今日はいろいろと段取りが悪くって、 あたふたと、ばたばたとしていたら、ブログをアップするのが少し遅くなってしまいました。 それでこの絵本を選んだのは失敗だった!(笑) だって、本当においしそうなんです。このサンドイッチ。 気が付けば、お腹がぐーぐーぐー・・・。 さとうわきこさんといえば、「ばばばあちゃんシリーズ」が有名ですよね。 私もはじめこの絵本を手に取ったときは、一瞬「ばばばあちゃん?」と思ってしまいました。 というのも、「ばばばあちゃんシリーズ」の中には、『よもぎだんご』や『やきいもたいかい』などの「ばばばあちゃんのおりょうりシリーズ」というのがあって、そのシリーズにとっても似ていたからです。 事実、その「おりょうりシリーズ」ではないものの、この『サンドイッチつくろう』では、サンドイッチ作りの手順や方法が紹介されていて、やっぱり作らずにはいられません。 そんなことを言っていたら、またお腹が鳴りそうです。 とにもかくにも、楽しくって、おいしそうな1冊です。

ジャムつきパンとフランシス

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『ジャムつきパンとフランシス』 作 ラッセル・ホーバン 絵 リリアン・ホーバン 訳 松岡享子 出版社 好学社 発行年 1972年 ※2011年1月に改訂されています。 ※原書『BREAD AND JAM FOR FRANCES』1964年発行(アメリカ) 価格 ¥1,200+税 フランシスは、ジャムが大好き。 学校に行くバスを待っている間も、ジャムの歌を楽しそうに歌っています。 家族が朝ごはんにゆでたまごを食べていても、フランシスだけはジャムつきパンばかり食べているし、 お母さんがお弁当にチキンサラダのサンドイッチを持たせても、友だちのジャムつきパンととりかえっこしたって言うし、 おまけに夜ごはんも、やっぱりジャムつきパンだし。 そこで翌朝、お母さんは考えました。 朝ごはんも、お弁当も、それから夜ごはんも、ぜーんぶジャムつきパンにしたのです。 さすがのフランシスも、これには懲りて、小さな声で歌いました。 “ほんとのこと いうと あたしは ジャムに あきちゃったのよ。”って。 * * * * * * * 確かに、同じものばっかりは飽きちゃうよね。そりゃあそうだ。 夜ごはんの、ミートボールの入ったスパゲッティ、すごくおいしそうだったし、ね。 ジャムつきパンを見て泣き出しちゃうところなんて、たまらなくかわいくって、ぷぷぷ、と笑ってしまいます。 次の日のお母さんが持たせてくれたお弁当は、いろいろなものが入っていて、とっても素敵なお弁当でしたよ。 子どもたちには、おいしいものをたくさん食べて、大きくなってほしいなぁと思います。

ジョニーのかたやきパン

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『ジョニーのかたやきパン』 文 ルース・ソーヤー 絵 ロバート・マックロスキー 訳 こみやゆう 出版社 岩波書店 発行日 2009年5月15日 ※原書『JOURNEY CAKE,HO!』1953年発行(アメリカ) 価格 ¥1,600+税 ジョニーは、メリーおばあさんとグランブルおじいさんのもとで、手伝いをしていました。3人の暮らしは平和なもので、長い間、何も困ったことはありませんでした。 ところがある晩から、3人のもとに次から次へと災難が降りかかります。 とうとう食べるものもなくなって、ジョニーを食べさせていけなくなったおじいさんは、家を出て新しい手伝い先を見つけるよう、ジョニーに言いました。 翌朝になって、家を出たジョニー。ところが歩いている途中、背負っていた袋の中からかたやきパンが飛び出して、ころころと坂道を転がりはじめました。 慌てて追いかけたジョニーでしたが・・・? * * * * * * * ロシア民話の、『おだんごぱん』(瀬田貞二訳、脇田和絵、福音館書店刊)や『パンはころころ』(八木田宜子訳、マーシャ・ブラウン絵、冨山房刊)のような、パンがころころ転がって・・・というストーリーですが、最後は「ぱくっ」ではなく、めでたしめでたしのおはなし。(と言っても、ロシア民話の方ももちろん違った魅力があって、それぞれ素敵なのですよ。) ジョニーがパンを追いかけていると、牛もそのあとを追いかけて、あひるもそのあとを追いかけて・・・と、どんどん動物が増えていく様子は、とても臨場感があって、ぐいぐいとお話の中に引き込まれていきます。 さて、そんなジョニーが家を出なければならなくなったとき、悲しそうに送り出していたおばあさんですが、ジョニーが帰ってきたときの嬉しそうな顔といったら!はじめからずっとむすっとしていたおじいさん(いじわるなおじいさんなのかと思ったくらい!)も、このときばかりは、とても優しい顔をしています。すごく、しあわせそう。 さあ、このあと、かたやきパンは食べられたのでしょうか?それとも・・・? ところで、もしかするとこのお話、最後はくるっと戻って、最初のタイトルページに続いているのでは、なーんて・・・。

もりのパンやさん

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『もりのパンやさん』 文 松谷みよ子 絵 ひらやまえいぞう 出版社 童心社 発行日 2004年10月20日 価格 ¥800+税 森の中に、1軒のパン屋さんがありました。 ある晩、きつねがパン屋のおじさんのもとへ訪ねてきて、「ぼくにも パンを つくらせて」と言いました。ぼくのパンを作りたいの、って。 できあがったのは、きつねのしっぽのような、ふくふくしたフランスパン。 その次の晩はたぬきが、その次の晩はりすがやってきて、思い思いのパンを作ります。 毎晩のお客さまでくたびれたのは、パン屋のおじさん。 ぐっすり寝込んだあと、目を覚ますと・・・? * * * * * * * 私は、平山英三さんの絵が好きです。 有名なのは、クマの親子が表紙の『ぽとんぽとんなんのおと』(神沢利子作、福音館書店刊)でしょうか。 小さなクマと女の子のやりとりが楽しい『いちごつみ』(神沢利子作、童心社刊)もそうですが、平山英三さんの描くクマは、なんともクマらしく、けれど愛嬌もあって、あたたかみもあって、本当に素晴らしい。 そんな平山英三さんが手掛ける絵本の中でも、私が1番好きなのは、月刊「こどものとも年中向き」の『こぐまとりすのさんぽ』(福音館書店刊)です。※残念ながら、現在は販売されていません。 ここに出てくるこぐまも例外ではなく魅力的なのですが、なんと言っても、りすがとにかくかわいい! だから、この『もりのパンやさん』に出てくるりすもまた、私は大好きで。 童心社さんのホームページ「 松谷みよ子あかちゃんのおいしい本 」のページにその絵が掲載されているので、良かったらご覧になってみてください。ちょこんと被ったコック帽がとても素敵ですよ。 のびやかな動きや、やさしいタッチの色付けが、とても良いなあと思います。 話がすっかり本題からずれてしまいましたが、松谷みよ子さんの文章はやっぱりきれいだし、『もりのパンやさん』で作られたパンは、どれも本当においしそう。 私なら、どんなパンを作ろうかなって、つい思いをふくらませてしまいます。

パンやのくまさん

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『パンやのくまさん』 作 フィービとセルビ・ウォージントン 訳 まさきるりこ 出版社 福音館書店 発行日 1987年5月30日 価格 ¥900+税 パン屋のくまさんは、早起きです。かまどが熱くなるのを待ちながら朝一番のお茶を飲むと、パン生地作りを始めます。 それからパイやケーキも作って、全部ほかほかに焼きあがると、半分を店に並べ、半分は車に積んで、外へ売りに出掛けました。 店に返ると、今度はお店番です。パンが全部売れると店を閉めて、晩御飯を食べて、それからお金を数えて・・・。 パン屋のくまさんの、ある1日を描いたお話です。 * * * * * * * 以前にご紹介した『 うえきやのくまさん 』と同じ、働く「くまさん」を描いたシリーズの1冊です。 くまさんの作るパンやケーキはとってもおいしそうだし、ショーウインドウのついた店の佇まいや、販売用の黄色いワンボックスカーは、とっても魅力的です。 ところで良く見ると、店内には掲示板があって「ダンス・パーティー」のお知らせや、「自転車ゆずります」の掲示が貼ってあることに気が付きます。 本文中にも「きんじょのひとたち」は「くまさんのみせに くるのが だいすきです。」と書かれていますし、このパン屋さんが、この町に根付いていて、とても愛されていることがよく分かります。 1日の流れを描いたシンプルなストーリーですが、とても味わい深い1冊です。