投稿

ラベル(長谷川摂子)が付いた投稿を表示しています

かささしてあげるね

イメージ
『かささしてあげるね』 文 はせがわせつこ  絵 にしまきかやこ 出版社 福音館書店 発行年月日 1998年4月15日 ※月刊「こどものとも0.1.2.」1995年7月号 本体価格 800円+税

クリスマスのふしぎなはこ

イメージ
『クリスマスのふしぎなはこ』 文 長谷川摂子 絵 斉藤俊行 出版社 福音館書店 発行年 2008年10月10日 本体価格 ¥900+税

さくら 福音館書店

イメージ
『さくら』 文 長谷川摂子 絵・構成 矢間芳子 出版社 福音館書店 発行年月日 2010年2月10日 ※月刊「かがくのとも」2005年4月1日発行 価格 ¥900+税

めっきらもっきらどおんどん

イメージ
『めっきらもっきらどおんどん』 作 長谷川摂子 画 ふりやなな 出版社 福音館書店 発行日 1990年3月15日 ※月刊「こどものとも」1985年8月1日発行 価格 ¥800+税 遊ぶ友だちを探して神社まできたのに、誰もいません。そこでかんたは、大声でめちゃくちゃの歌を歌いました。すると木の根元にある穴の中から、なにやら奇妙な声が聞こえてきました。 かんたが覗き込んだそのとたん、ひゅうっと穴に吸い込まれ、夜の山に着きました。そして向こうから、へんてこりんな3人組が飛んできました――。 * * * * * * * ちんぷく まんぷく あっぺらこの きんぴらこ じょんがら ぴこたこ めっきらもっきら どおんどん 私が中学生のころ、職業体験先の保育園でこの歌を耳にしました。なんの歌かな、知らないなぁ・・・と思っていたら、子どもたちがぼろぼろになった1冊の絵本を囲んでいました。それが、この『めっきらもっきらどおんどん』でした。 背表紙のところは裂け、ページのいたるところにテープが貼ってありました。それでも大人気で、みんなで何度も楽しそうに歌っていました。歌だけではありません。その他の文章も、ほとんど暗記していてすらすら読める子が数人いて、歌のところになるとみんなで歌う、といった調子です。 中学生だった私は、ちょっぴり怖い感じのするこの本がここまで子どもたちに愛されることが不思議でしたが、今になると、テンポの良い展開や、絵やその構図の魅力をたっぷりと感じます。 『 おっきょちゃんとかっぱ 』や『きょだいなきょだいな』と並んで、大好きな1冊です。

おっきょちゃんとかっぱ

イメージ
『おっきょちゃんとかっぱ』 文 長谷川摂子 絵 降矢奈々 出版社 福音館書店 発行日 1997年8月15日 ※月刊「こどものとも」1994年年9月1日発行 価格 ¥800+税 おっきょちゃんが川で遊んでいると、赤い顔をしたかっぱのガータロが現れて、おっきょちゃんをお祭りのお客さんに誘いました。きゅうりを持つと、おっちょちゃんはガータロに連れられて水の中へと入っていきました。お土産のきゅうりを渡すと、大きなかっぱたちも大喜び。そしておっちょちゃんはお祭りの餅をもらって食べると、水の外のことをすっかり全部忘れてしまいました。 それからというもの、おっちょちゃんはガータロのうちの子になって、何日も何日も過ぎていきました。ところがある日のこと、ふとしたことから、本当のうちのことを思い出してしまいます――。  * * * * * * * おっきょちゃんの本当の名前は「きよ」と言って、「おきよちゃん」と呼ばれているうちに縮まって「おっきょちゃん」になったそう。そんなおっきょちゃんとガータロは、同じくらいの背格好で、同い年くらいでしょうか。祭りでいっしょに“しゃぼんだまのでる、さかなのかたちのみずぶえ”をする様子は、すっかり友だち同士といった感じです。 『めっきらもっきらどおんどん』といい、『きょだいなきょだいな』といい、長谷川摂子さんと降矢奈々さんのお二人が手掛ける絵本は、引き込まれるようなお話とみずみずしい絵がたまらなく素敵で、私はどの作品も大好きです。 ちなみに、表紙のお店が、ちょうど“さかなのかたちのみずぶえ”を買った屋台です。本文中では横から見た屋台しか見えていないので、こんなものが置いてあったんだ!と、あとから改めて見るとわくわくしてしまいます。