母の友 2015年2月号

『母の友 2015年2月号』

出版社 福音館書店
発行日 2015年2月1日
価格 ¥505+税


昨日ご紹介した1月号に引き続き、今日は2月号の「母の友」をご紹介します。

今月号、ひとつ目の特集は、“ゆれる図書館”。
佐渡で起きた「図書館の危機」のはなし、佐賀で話題の「TSUTAYA図書館」のはなし・・・いま、日本中の図書館で何が起きているのでしょうか。

ここでは、図書館が抱えるさまざま問題点に迫りながら、図書館とは何か、今後目指すべき姿について語られています。

みなさんは、日頃から図書館を利用されていますか?
私はというと、子どものころから図書館にはよく通っていましたが、今思えば、本が好きだったというよりは、図書館そのものが好きだったような気がします。

新刊案内の、本のカバーが所狭しと貼り付けられた、色とりどりの掲示板。
びっしり詰まった本棚から、1冊1冊本を引き抜いては表紙を見る、わくわくした気持ち。
おはなし会の日、知らない子どもたちと1列になって、小さな部屋へ向かう、あの緊張感・・・。

今思えば、あのころ、母がいなくても胸をはって入れたのは、駄菓子屋さんと本屋さんと、それから図書館ぐらいでした。その中でも、何時間いても無条件に許されるのは、図書館だけ。あのころの私にとって、図書館は大切な居場所だったのだと思います。

大人になった今も、図書館は、私にとって無くてはならない存在です。
いろいろな問題があることは、よく分かります。それでも、子どもたちが通えるところに図書館があってほしいと、強く願います。

ふたつ目の特集は、人の育ちに寄り添うことを仕事にした方に、その歩みと今の思いを聞く“育てる人”の第2回目。お話は、ときわ平幼児教室で理事をつとめられている小林衛己子さんです。

小林衛己子さんは、わらべうた絵本『ととけっこう』や『まてまてまて』(いずれも真島節子絵、こぐま社刊)などの著者でもあり、わらべうたを積極的に取り入れた保育を実践されている方です。
小林さんの、子どもへの思いがよく分かる記事でした。こちらもぜひ、ご覧になってみてください。